絶対秘密…！！…CM ページ45
♫
バレた…！
そうだよな。
あれじゃあバレるよな。
うっかりした。
ついついこいつは知っているもんだ、と
どこかで気が抜けていた。
そうだった。
記憶のないこいつにはわからない話だったんだ…。
「…あ〜〜……」
軽く苦笑いでチラリと俺を見るヌナ。
ヌナも同じなんだろう。
つい、昔を知ってる俺たちは
昔と変わらない態度でこいつに接していた。
やっぱりマズイよな、この状況。
こいつは
真剣な瞳でヒョンとヌナを見る。
その真剣な瞳に
こいつがユノペンだったことを思い出す。
「あれ〜？なんでわかっ…」
「そ、そんなわけないじゃないですか〜〜！！」
呑気にカミングアウトしそうだったユノヒョンの足をテーブルの下で思い切り蹴とばして
その言葉を遮った。
「いっ……！」
こんな時のユノヒョンはありがたい。
肝が座っているというか、大抵のことには動じないからリアクションもさほどなくて
多分、
誤魔化せている…！！
「皆のユノ、ですよ〜？！彼女なんてとんでもない！！
ペンなら昔のMVとか見たことあるでしょう？
ヌナと一緒に撮影したものとか、
ほら、映画やドラマに一緒に出たりもしたし、昔っから仲良しなんですよ、僕たち！」
…と、思いたい…！！
「…あー…うん。
あのMVみたいに仲良くしてもらってる…んだよね」
ヌナも口裏を合わせてくれて
「そうですよね？！ねっ！！ユノヒョン！！」
ちょっとだけ涙目で恨めしそうに俺を見るユノヒョンだけが
なんとなくわかっているのかいないのか。
詐欺にあった上に、
ファンであるヒョンには彼女がいる、なんて
あまりに辛すぎる。
ここは絶対認めちゃいけない…！
「あー……うん。仲いいんだよね」
俺の気持ちが通じたようで
ようやくヒョンも否定してくれた。
「…あ、そうなんですか？
すごく仲が良さそうだったから…すっかりお付き合いされているのかと…」
半信半疑なこいつを納得させないと…！
「ヒョンの距離感が人とは違うのはペンなら知ってるでしょ？！
誰とでも仲良くなれちゃう人なんですよ！
そこに騙されちゃいけません！」
「…あ、まぁ…そう…ですね。そうでした……ね」
「チャンミナ〜〜、なんだよその言い方…！」
せっかく納得しかけたこいつに余計なことを言うな！とばかりに睨みつける。
「……っ！」
声もあげずに息を飲むユノヒョンを、
ヌナが苦笑いで見ていた。
♫
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ゆうの(プロフ) - ゆきさん» レスが遅れました〜！鼻血もののシチュエーションですよね！多分白目向いて気を失うと思います。自分なら (2018年5月25日 17時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - なんて羨ましいシチュエーションなんだ！ (2018年5月18日 7時) (レス) id: 0c3ca6793d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» とても廉さんがらみで男を見せていたユノとはギャップが……^_^; でも、どっちも私が思い描くユノなんですよねぇ。 (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - take1011さん» コメントありがとうございます(*^^*) ヒロイン、全然穏やかな状況ではないんですけどね^_^; ようやく、あの公園で途方に暮れていた理由が判明します！ (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - あな空の時よりもだいぶ幼児退行してるな…ユノ…可愛いけど (2018年4月10日 10時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年3月22日 9時
