言えない真実 ページ12
♫
どっちのファンか、と、聞かれて一瞬詰まった。
恥ずかしくて本人に向かって言えるわけがない。
から、まずはとぼけてみる。
すると見破れて凄まれた。
嘘はつけない、と思いながらも
まさか本人に言うなんて恥ずかしすぎて無理！！
なので私の口から出たのは…
「…………ゆ………ゆの……ペン………です」
嘘ではない。
ユノさんも大好きだもん。
二人とも素敵だし、好きだし、かっこいいし。
だからユノさんの素敵ポイントだってすらすら出てくる。
だけど、
やっぱりチャミペンだからチャンミンさんの素敵ポイントだって語りたくなってしまって
でも、
途中で恥ずかしくなってしまったから
結果、夫婦神起でまとめてしまった。
「…はあああぁっ…？！」
チャンミンさんが
目を見開いて私を見る。
「その、俺が世話焼き女房みたいに言うのやめてくれます？？」
「だ、だってペンの皆もそう言ってるじゃないですか…！
長年連れ添った熟年夫婦とか、よくできた嫁だとか…！」
「い、言っとくけど！
皆が勝手にそう呼んでるだけで、そう呼んで欲しいなんて俺はひとっことも言ってない！」
「ええ〜〜？
だけどチャンミンさん、いつもユノさんのお世話されてますよね？！」
「あの人が構わないから仕方なく手を貸してるだけの話で、好きで世話焼いてるわけじゃねぇ！」
「ええっ？！嘘だぁ！
朝ごはん準備したり、着替え準備したり、かんっぜん奥さんじゃないですかぁ！！」
「あれはっ、ほっといたら大したもの食べないし、シャワーのあといつまでも半裸状態でいられて風邪でもひかれ………えっ？」
チャンミンさんがポンポンと言いたいことを言ってくるからつい、私も勢い言い合っていたら、
いきなりチャンミンさんの言葉が止まって腕を掴まれた。
(えええええええっ？！)
至近距離にチャンミンさんのドアップ！
まん丸にひん剥いた私の目を真っ直ぐ見るチャンミンさんの目も丸い。
「…なっ、なななななななななにか…？！」
何か言いたげな瞳。
「……思い…………あ、いや。……ごめん」
だけどそのまま伏せて、
そして私の腕から手を離した。
…なんだろう。
どこかで感じたことのある
思いつめたような瞳。
どこかで
見たことがあるような気がする……,。
♫
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ゆうの(プロフ) - ゆきさん» レスが遅れました〜！鼻血もののシチュエーションですよね！多分白目向いて気を失うと思います。自分なら (2018年5月25日 17時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - なんて羨ましいシチュエーションなんだ！ (2018年5月18日 7時) (レス) id: 0c3ca6793d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» とても廉さんがらみで男を見せていたユノとはギャップが……^_^; でも、どっちも私が思い描くユノなんですよねぇ。 (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - take1011さん» コメントありがとうございます(*^^*) ヒロイン、全然穏やかな状況ではないんですけどね^_^; ようやく、あの公園で途方に暮れていた理由が判明します！ (2018年4月10日 10時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - あな空の時よりもだいぶ幼児退行してるな…ユノ…可愛いけど (2018年4月10日 10時) (レス) id: 72bf88ec29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年3月22日 9時
