痛い愛 ページ41
♬
「…………」
チャンミンの言葉になんとなく表情が険しくなる。
そんな私の視線に気づいたチャンミンが、意外そうに口を開いた。
「…その表情はなんですか？俺が先生だと何か問題でも？お？」
「……変なこと教えない？」
「……はぁ？」
「……変な言葉教えて女子高生に喋らせようなんて思ってない？！」
思わず胸元を隠しながらチャンミンを見た。
真顔のチャンミンは
無言のまま私の腕を取り、袖口をまくり始めた。
そして
ピシッ、
「いったぁーーーーっ！」
ものも言わずにしっぺをしてきた。
「ひっ、ひどい、チャンミンっ！」
涙目の私に
「今のあなたは普通に立派に成人男子なんですよ！
大体俺をなんだと思ってるんですか」
そう言って上から目線でくるから、つい
「……可愛い女の子がだいっっ好きな成人男子で、ちょっとSっけのある最強様です」
また対抗して、
「いったぁーーーーー！」
今度はデコピンを食らった。
おでこをさすりながらバンを降りて帰宅する。
「仲良くしろよ〜〜」
というカンさんの言葉に見送られて。
部屋に入るなりふらついたところを、チャンミンが支えてくれた。
「あ、ありがと…」
「…眠いのはわかりますけど…洗顔と歯磨きだけはして寝てくださいよ」
私の脱いだ靴まで揃えながらチャンミンが言う。
「…はーい……。ありがと〜〜」
それだけ言って部屋へと向かった。限界が近くて、とにかくベッドが恋しい。
目の前のフカフカのベッドにそのまま倒れこんだ。
「……ああ、、天国……」
そのまま意識を手放しそうになった時
「…………ユ、ノ、ヒョーーン…………」
耳元で凄みのある声が聞こえてきて
思いっきり目が開いた。
「はっ、はいいっ！！！今やります！！！」
ガバッと起き上がり、ダッシュでバスルームへ向かう。
メイクはしてないからささっと顔を洗い、必死に歯磨きを済ませた。
ヤバイヤバイ。寝てしまうところだった。
寝室に戻った時には既にチャンミンの姿はなくて
ただ、ナイトテーブルの上のアラームの時間設定が今朝とは変わっていたから
「……明日は7時起きか……」
Sっけのあるチャンミンの気遣いと優しさにほっこりしながら、
ベッドスプレッドの上に簡単に畳んでおいたパジャマに着替えて布団に入った。
今は3時。
結構寝られるな。
そんな風に思いながら…。
♬
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、戻れて良かった(*^^*) あ、別に誰かと入れ替わってた訳ではないですもんね？？ (2017年5月1日 7時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - コッソリ…のこさん…ただいまです(￣∇￣*)ゞ (2017年4月26日 20時) (レス) id: 1ea0ac89b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かよさん» かよさん、あちこちでチラチラネタバレになってて申し訳ないです^_^; ここまでにも結構波風はあるんですけどね。とりあえずはこんな状況です！もう少ししたらヌナも出てきますよ〜！また、ちょっとややこしいお名前設定をお願いします！m(_ _)m (2017年4月26日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - ゆうのさん、わー、あのヌナと辻さんですか？？なんだか素敵過ぎる二人の関係築いてるんですね。本編は、いつどうやって最愛の人になるのか、こちらも楽しみにしてます♪ (2017年4月26日 20時) (レス) id: c6ab30b119 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - …コッソリ…かえるさん、お帰りなさいm(_ _)m (2017年4月26日 18時) (レス) id: 9c0a90af40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年3月16日 12時
