13 ( jk ) ページ13
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「グク〜昨日の例の子とは上手く行ってるの?!」
『…うるさい』
「あれ?その様子は…まさかっ?!」
『だからうるさいって言ってんだろ』
「えー!!グクにも落とせない子がいたのか!?」
『誰でも落とせる訳じゃないよ!!』
昼休みテヒョンに無駄絡みされて
つい声が大きくなってしまった
周りが一斉に俺達を見るから
俺は大きく溜息を吐いて
テヒョンの側を離れた
後ろから「グク悪かったよ!」って
テヒョンが声を掛けて来たけど
そんなのに返答する余裕もなかった
自然と足は屋上に向かう
Aちゃんがいるとは限らないのに
何故か、足が赴いてしまう
ー ガチャ、
『…いないよな』
辺りを見渡しても
人の気配はない
そっとフェンスの側に行き
ゆっくりその場にしゃがみ込む
昨日、Aちゃんの気持ちを聞いた
元彼に気持ちがないのはわかったし
俺が側にいると安心してくれてる事も分かった
だけど大事な事が聞けてない
“ Aちゃんは俺の事が好きなのか? ”
側にいると安心するは
それに含まれるのか?
ただ安心する存在なだけで
恋愛感情とはまた別なのか?
でもそこまで言わないって事は
そういう事なのだろうか?
『はぁ〜わっかんねぇ…』
今まで女性の気持ちなんて
真剣に考えて付き合って来なかったから
こんな大事な時に何も役には立たない
ただ付き合った人数が多いだけで
そこに感情はないから
全く以って意味がない
そんな時にようやく気が付いた
俺って最低な事をして来たんだなって…
そう思ったらあんな純粋無垢なAちゃんと
こんな薄汚れた俺が一緒にいていいのか?
俺が手を出す度にAちゃんが
どんどん汚くなってしまうんじゃないか?
そんな事を考えたら過去の行いを恥じた
〜♪
『…?』
そんな時、知らない番号からの着信
出る気もなくて放って置いていたが
着信が止む事はなく
あまりにもしつこいから
痺れを切らして電話に出た
『はい?』
( あ、グク? )
『…っ』
たった一言だけで心臓が止まりそうになり
携帯を持つ手にギュッと力が入った
( 久し振りだね?覚えてるかな? )
『誰から聞いた?』
向こうの質問には答えずに
一方的に質問を投げかけた
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涼春(プロフ) - 初めて読ませていただきました!物凄く続編はないのかと密かに楽しみにしています笑是非続編を書いていただくと光栄です!楽しみにしています! (2018年11月19日 19時) (レス) id: 63667860ae (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ののさん完結お疲れ様でした!ドーム行かれたんですね!わたしは今回お留守番組でした;;ののさんのレポもお聞きしたいなと思ってます^^続編も新作も楽しみに待っております^^ (2018年11月17日 15時) (レス) id: 50778c5643 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさんお疲れ様でした!いきなり終わった感じがしてすごく寂しいです(TT)毎日Nonoさんの妄想を読むのを楽しみにしてました!なので続編や新作ワクワクして待ってますね(^^)続編出たらもっとラブラブなの待ってます(笑)← (2018年11月15日 18時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます!第2章で進展する予定なので乞うご期待!笑 (2018年10月20日 23時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2018年10月20日 23時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nono | 作成日時:2018年10月18日 14時