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椅子に座るジョングク先輩の
頭を引き寄せてギュッと抱きしめた私
なんでこんな事をしたのかわからない
でも何だか今にも泣きそうで辛そうで
声を掛けるよりはこっちの方が良いような
咄嗟にそう思って体が動いてしまった
「あ、えと…ご、ごめんなさい！」
『…』
ハッと我に返って離れようとしたら
ジョングク先輩は私の腰に腕を回して
自分の方に引き寄せると
さっきよりも強く強く私を抱き締めた
『泣いてる子を放っておけないんじゃなくて…俺がAちゃんの側にいたいと思ったんだ』
「…っ」
『元彼が俺の話をした時…怒ってくれたよね？あの時…なんで俺の事を庇ったんだろうって不思議に思った』
「それはっ」
『うん、わかってる。俺がそんな奴じゃないって思ってたんだよね？でもごめんね？俺そういう奴なんだよ』
「…」
『それでも逃げないでこうやって居てくれるからAちゃんって本当天使だよね？』
私のお腹に頭をくっ付けてたジョングク先輩は
ゆっくりと顔を上げるとニコッと笑った
『俺、本気でAちゃん好きになったかも』
「…え！？」
『まだ元彼を吹っ切れない気持ちはわかってるけど…それでも俺好きかも』
腰に回された腕にギュッと力が入るから
私は慌ててジョングク先輩の腕を掴んで
離れるとジョングク先輩は俯いて声を出して笑った
『そんなビビらなくても何もしないよ』
「…っ」
『今すぐ付き合ってとは言わないけど早く元彼の事を忘れてくれたらいいなとは思ってる』
椅子から立ち上がってキャンパスを片付けると
テーブルにあった鞄を手にする
『ずっと引きずっててあの人が辞めてから1人でこうやって美術室に来てたけど…もう用は無くなったな』
「…っ」
私の前に立つとジョングク先輩は
そう言って私の頭に手をポンッと乗せると
『じゃ、また明日』と言って
手をヒラヒラさせて去って行った
1人残された私はポカンとしたまま
終始その場から動けずにいたけど
ようやく動けた時には
一体、何が起こったのか？
状況を把握するのに時間を要した
家に帰ってもまだジョングク先輩の言葉が
頭をグルグルしていて
まるで夢を見てるかのような気分だった
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Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます泣 更新がんばります！！ (2018年10月12日 13時) (
レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年10月12日 9時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます泣 生き甲斐とか…もう感謝しかないです！！更新の励みになります！！ (2018年10月8日 12時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさ〜んヽ(；▽；)ノもう堪らんです〜(泣)ドキドキしてニヤニヤして変人がここに← 毎日毎日楽しみで楽しみで（ ; ; ）私の生き甲斐です！(大袈裟)もう大好きです〜〜！！(><) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ちむちむさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月27日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2018年9月22日 0時
