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ジョングク先輩の大きな手は
私の頭を触れるか触れないか位の
軽い感じでポンッと乗せられる
触れられた瞬間
条件反射かのように
ジョングク先輩から離れた私
悪気があった訳じゃない
体がつい勝手に動いてしまった
「…あ、」
『…』
顔を上げれば
差し出した手をそっと
ポケットにしまうジョングク先輩
『何か気になる事があるんだよね？』
「…え？」
『何か引っかかる事があるから俺から逃げるんじゃないの？』
「…っ、」
“ 違う ” って言えない自分に
情けなさを感じたけど
そう思わせてしまったのは事実で
ずっとモヤモヤしている位なら
スッキリした方が良いと思って
私は大きく深呼吸をした
「先輩は…本当に美術の先生と付き合ってたんですか？」
『…』
質問を投げかけると
ジョングク先輩はそっと窓の外を見つめた
『気になってたのはそれか〜』
「気になってたと言うよりは…ちょっと意外だっただけです」
『意外？』
「はい、先輩は…あんまり女性に関心がない人なのかなって思ってたので…」
窓から私に視線が移されると
ジョングク先輩は鼻で小さく笑った
『関心がない訳じゃないよ。俺だっていちお男だし…ただ今はいいかなって思ってるだけ』
「じゃあ、なんで私に付き合ってみる？なんて言うんですか？」
『寂しそうな顔をするから』
「…っ」
『美術の先生と付き合ってたのは本当だよ』
首を傾げながら
話し始めるジョングク先輩に
ただ私は黙って聞いてる事しか出来なかった
『あの人は既婚者だったんだよね』
「…え、」
『要は不倫だよね』
「…っ」
『付き合った理由はあの人が旦那から暴力を振るわれてて傷付いてたから…俺ってそういう病んでる女性に弱いのかな？』
話しながらジョングク先輩は
小さく鼻で笑ったけど
私は信じられない気持ちで
ジョングク先輩の話を聞いていた
『軽い気持ちで声を掛けたらあの人が予想以上に俺に縋って来たから流れでね』
「バレたって言うのは…？」
『バレたと言うよりはあの人に捨てられたって言った方が早いかな？』
その一言でジョングク先輩の表情が
一気に曇ったのを私は見逃さなかった
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Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます泣 更新がんばります！！ (2018年10月12日 13時) (
レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年10月12日 9時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます泣 生き甲斐とか…もう感謝しかないです！！更新の励みになります！！ (2018年10月8日 12時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさ〜んヽ(；▽；)ノもう堪らんです〜(泣)ドキドキしてニヤニヤして変人がここに← 毎日毎日楽しみで楽しみで（ ; ; ）私の生き甲斐です！(大袈裟)もう大好きです〜〜！！(><) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ちむちむさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月27日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2018年9月22日 0時
