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空は私の心をわかっているかのように
屋上から校庭を見下ろせば
体育の授業がやっていた
残りまだ二限もあるのに
いつまでもここでサボっていたって
何も始まらないのはわかっている
だけど今はどうしても教室には戻りたくなくて
こうして屋上でボーッと外を眺めていた
ー 数時間前…
「話しって何？」
「俺と別れてくんない？」
「…え？」
半年付き合っていた彼氏に
お昼休みにいきなり呼び出されて
人気の少ない階段の踊り場で
突然言われた言葉に私は耳を疑った
「え、いきなり…なん、で？」
「Aの気持ちがわかんねぇんだよ」
「私の…気持ち？」
「本当に俺の事好きなの？」
「…うん」
「だったらなんでヤらせてくれないの？」
付き合ってキスはした
その先だってした
でも最後までは出来なかった
怖くて途中で拒んでしまった
最初の何回かは彼もわかってくれて
「ゆっくり進んでいこう？」って
優しく声を掛けてくれてたのに
ゆっくり所か会う度に求められて
「まだダメなの？」「いい加減良くない？」と
その先を急かす言葉を言い始めた
しばらくすると
会う事も少なくなって
彼は「バイトが忙しくて」って言ってたけど
何となく飽きられたのかな？って思ってた
でも少なくなっただけで
たまに会えばいつも通りな彼だったから
そんな気もすぐに無くなったのに
まさかの展開に頭が付いて来なかった
「ご、ごめん…」
「別にもう今更だからどうでもいいけど」
大きく溜息を溢して
気怠そうに携帯を弄る彼
「じゃ、そういう事だから」
「え？そういう事って…？」
「だから今日で俺らは終わりって事」
「え、」
「まぁ…ぶっちゃけ先週から他の奴と付き合い始めたんだよね？」
大きな鈍器のようなもので
思いっきり頭を殴られたような
そんな痛みが走った
先週？
え、だって…
一昨日だって夜に電話して
「愛してるよ」って言ってた…
あれは…嘘だったの？
一気にたくさんの情報が入って来て
頭がそれを理解するのに時間がかかった
いや寧ろ…
理解するのを拒んでいたのかも知れない
「じゃあな、今までありがと」
「…っ」
最後の最後まで何も言えず
去り行く彼の後ろ姿を
ジッと見つめる事しか出来なかった
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Nono(プロフ) - alexandrite_bbcさん» コメントありがとうございます泣 更新がんばります！！ (2018年10月12日 13時) (
レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新とても楽しみに待っております^^ (2018年10月12日 9時) (レス) id: 96ec3bb179 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます泣 生き甲斐とか…もう感謝しかないです！！更新の励みになります！！ (2018年10月8日 12時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - Nonoさ〜んヽ(；▽；)ノもう堪らんです〜(泣)ドキドキしてニヤニヤして変人がここに← 毎日毎日楽しみで楽しみで（ ; ; ）私の生き甲斐です！(大袈裟)もう大好きです〜〜！！(><) (2018年10月7日 23時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
Nono(プロフ) - ちむちむさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月27日 19時) (レス) id: b0c038c85f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nono
| 作成日時：2018年9月22日 0時
