18.vs社長 ページ18
「八乙女社長のこと、もっと怖い人だと思ってました」
八乙女「ははは、よく言われます」
「そういえば、息子さんにはよくうちの滝が可愛がって頂いて…ありがとうございます」
八乙女「いえいえ、先代の社長にはお世話になりましたし、A社長も若いのによくやっていらっしゃるようで安心しました」
「ありがとうございます」
この上辺だけの会話も慣れてきた。
それにしてもこの社長、裏にドス黒いものを感じるから本当に恐ろしい……。
お父さんとも仲良くしていたみたいだし、なんとかこの人の敵にはならないようにしよう……。
「TRIGGERもすごい人気ですよね。最近まで、個人的にはあんまりアイドル誰が好きとかなかったんですけど、TRIGGERの曲は知ってますから」
八乙女「現役女子高生にそう言って頂けて光栄です。あいつらには手をかけていますからね。それこそ、どこぞの新人アイドルにファンを取られるなんてことがあったら大変なことですよ」
「それってもしかして……IDOLiSH7のことですか？」
八乙女「……よくご存知で」
「彼らの初ライブをたまたま見たんです。TRIGGERの良いライバルになりますよ、きっと」
八乙女「はは、ご冗談を。社長の立場から言わせていただくと、ああいう出るか分からないような芽でも潰しながら進まないとこの業界はやって行けませんよ」
「……そうでしょうか」
八乙女「はい？」
八乙女社長の考えは理解できるが、潰してどうなるのだろう。
アイドルは夢を与える仕事。
今トップアイドル言われる人達も、最初は潰されそうになりながらも生き抜いてきたんだろうけど。
「いつか敵なるかもしれない。もしかしたら、大切に育てたタレントはその元若葉によってその座を奪われるかもしれない」
「でも、もしその元若葉がいいライバルになれば、タレントの今まで隠れていた芽が大きく芽吹くんじゃないでしょうか…」
八乙女「………」
「あ、すみません。八乙女社長に知ったような口を…」
八乙女「いえ。まだ社長になって歴が短いというのに、自分の考えを持つことはいい事だと思いますよ」
一瞬、驚いた顔をして、またいつも通りの裏がある顔に戻ってしまった。
噂だと、八乙女社長はIDOLiSH7を敵視していると聞いたので怒られるかと思った。
そしてやっぱり顔が怖い…。
「………そろそろ本題に入りましょう」
「八乙女社長。うちのタレントを、どのくらいの価値なら買っていただけますか」
頑張れ私
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津々里 捺貴(プロフ) - たかめいさん» ありがとうございますー！！頑張ります！！！！ (2020年4月2日 2時) (
レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
たかめい(プロフ) - この作品とっても好きです！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月2日 0時) (レス) id: 651a3f3b57 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 気付いたら10000hit…ありがとうございます！更新まばらで申し訳ない！ (2020年3月19日 17時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - 1000hitありがとうございます！ (2020年2月28日 1時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
津々里 捺貴(プロフ) - あまりにもアイナナでるの遅いですけど、出ますから！！！安心してのんびりお待ちいただければ！！！ (2020年2月21日 23時) (レス) id: d056fe19a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：津々里 捺貴 | 作成日時：2020年2月14日 3時
