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ゆっくりと階段を登っていく___
長い髪がゆらゆらと左右に揺れた。


埃っぽい階段を登りきると目の前には厚い扉。
力を込めてその扉を押し切ると 気持ちのいい風が私の体を撫でる



フェンスを飛び越え空を眺める
雲ひとつない空はいつにも増して真っ青だ


そうか

今日で私はこの空を見れなくなるのか
「少しだけ楽しかった」

サヨナラ世界


ふわり、私の体が中に舞う。








はずだった。
___________________


はじめまして4696ちゃんです

今回は少し暗いお話です


生きる理由も消える理由も分からずこのままで良いのかと悩む少女。

少女がこの世を去ろうとしているのを偶然見つけてしまった少年。

「10日間だけその命、俺にくれないっスか」


二人の変わった約束。

.執筆状態:更新停止中






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作者名:(*4696*) | 作成日時:2015年8月20日 12時

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