治くんはヤンデレを通り越してやべぇやつだった件 《太宰治》

私と治くんと中也くん ページ38

私は突然聞こえてきた声の方、後ろを振り向いた







するとそこに居たのは













『「！！治くんっ！？ ／ 太宰ッ！？」』

















『「･･･････え？ ／ は？」』













私と中也くんはお互い顔を見合わせた
















「ねぇ中也、Aさんの言葉に被せるのやめてくれる？気持ち悪いんだけど。」













「ンだと手前ェ！！、つーかわざとじゃねぇよッ！！」












「うるさいなぁ、大声出さないでよ。とっても耳障りだから」











「手前ェのせいだろうがっ！！だいたいなんでここにいンだよ！」














「なんでってそんなの大切な私の“恋人”を迎えにきたんだよ」
















「･････は？、恋人･･･？」










治くんの言葉に驚きポカーンとする中也くん。











と言うか、













『2人は知り合いなの？』










私の問いに2人とも嫌そうに顔を歪ませた











「こんなチビと知り合いだなんて最悪だよ、今すぐ私の記憶から抹消したい。いや記憶だけじゃ足りないね！存在を抹消しないと！」














「ンだとこの糞太宰！手前ェこそさっさと消えろォ！なんなら俺が今すぐ殺してやろうか」















「はぁぁ、できもしないクセに言うのはやめ給え。君みたいなチビゴリラなんてきっと動物園でも飼ってもらえないだろうね。可哀想に…」














「ｯ手前ェ…！上等じゃねぇか、表出ろｯ！今日こそぜってぇ死なす！！」















「だぁからぁ、君じゃできないって言ってるだろう？これだからチビは…」













「チビは関係ねぇだろうがっ！だいたい手前ェみたいなへなちょこパンチしか打てねぇ野郎が俺に勝てるわけねぇだろう！」













「すぐに暴力で解決しようとするのは馬鹿の特徴だよねぇ、あぁいけないいけないこんな馬鹿を相手にするだけ時間の無駄だった。さぁAさん帰ろう！」













「自 殺だの心 中だのほざいてる手前ェの方が馬鹿野郎だ！」











「はぁぁ？君のような馬鹿には理解できないだけだろう？」


















『…仲良いね』

















「「 良くない！ ／ 良くねぇ！ 」」














『息ピッタリじゃん』













この2人は友達かな？








.

私とヤバイ治くん→←私と貴女への激情

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す