治くんはヤンデレを通り越してやべぇやつだった件 《太宰治》

私の帰宅と治くん ページ24

『ただいま〜！』




中也くんとバイバイしてから程なくして家についた



明かりがついてるから治くんは帰宅してるね





「Aさん、お帰りなさ〜い！遅かったねぇ」




『あぁうん、、、ちょっとトラブルに合っちゃって…』





「何かあったのかい？」





と、不思議そうに問いかけてきた治くん






さっきの出来事、話しても問題は無さそうだけど、言ったら物騒だったしこれから過保護になりそうな気もする





だからと言って黙っててもし後で知られたら、何で黙ってたのかって責められそうだし




ん〜………







「お〜い、Aさぁん、私の話し聞いて_____！」





私が黙って考え事をしていると治くんが私のすぐ前まできていた




突然話すのを止めて私を見て何やら驚いている











「ねぇAさん、今まで何処で誰と何をしてたんだい」









『ぇ…………、治くん…？』







なになに！？急にどうしたの！？





目からハイライト失くなりかけてますけど！？






「私の質問に答えてくれ給え。今までなにをしてたんだい」






『えっと、、、ヤンキー？ヤクザ？みたいな人たちに絡まれちゃって困ってたんだけど、通りすがりの人が助けてくれたの。その人のおかげで私は無事に済んだっていうか……、それでお礼言ったりちょっと話してたらこんな時間になっちゃって……。』






私の説明に治くんは一瞬眉を潜めたが、さっきの表情から一転して心配そうな顔に変わった






「本当に何もされてないんだよね？」






『うん！大丈夫！』






「Aさんが無事で良かった……。ところでお願いがあるんだけれど(ﾆｺ)」






『お願い？なに……？』












「今すぐお風呂に入って、身体の隅々までしっかり洗ってきてくれないかい」








『……え、お風呂？』





何故お風呂！？




私そんなに臭い？臭うの！？









「いやねぇ、、Aさんから私の大嫌いな男の臭いがするのだよ。(ﾆｺﾘ)」






は？大嫌いな男の匂いぃ？





てか




『犬かよ………』






「…………(ﾆｯｺﾘ)」






『……………(汗)』





あ、目が笑ってないやつだ





これは拒否権ないやつだ

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