五色の姉ちゃんって五色との温度差激しいな【川西太一】

26 ページ26

キーンコーンカーンコーン




一日の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。




今日も急いで帰り、勉強をしたかったが
日直なので日誌を書かなければいけない。






誰もいない教室で一人寂しく日誌を書く。



寂しくないけど。









ちなみに日直は二人いる。

女子1人と男子1人。






今私が一人でやっている理由はもう一人の男子が帰ってしまったからだ。








別に一人で出来るからいいけど。









「あ、居た」








ドアのほうから声が聞こえる。









.....なんだっけ....何か虫の名前だったような

なんだっけ.........？




カブトムシだっけ？



なんか違う気がする。






でもまぁいいか。









「五色！お前、千鳥山のリベロだったんだろ？」









またマネージャーの誘いか。





と言うか何でこの人がそれを知ってるの？









「そうですよ」







「よし！五色にマネージャーやってもらって俺たちに利益がある！！

強豪校のリベロだった奴にマネージャーやってもらって
俺たちに損はない！！！！！！！」









あぁ面倒くさい。









「何回も言いましたが私は勉強で忙しいんです。
しかもあなた方に利益があっても私にはありません。

それに部活に行かなくていいんですか」









「今日はオフなんだy「じゃあ帰ってください」.....」









なんかカブトムシさん悲しそうにしてる。




なんかごめん。








「五色は今日日直だろ？白布に聞いた」




「まぁそうですよ」









「じゃあ俺、五色が日誌終わるまで待ってるわ」

27→←25(瀬見目線)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す