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Schadenfreude. ページ20

*




……あぁ、ここでもオリジナルは誰かの失敗を喜んでしまうんだな。
ヘラヘラと笑いながら、Pはやはり少し悲しそうにひとり考える。


ホナツ「はぁ……本当にダルい。誰か殺りたいところだけど……ここにいるってことはそこそこ強い奴らってことだよね」

P「そうだねぇ。頭脳も身体能力も相当のものなんじゃないのかな。オリジナルじゃ多分勝てな……」

ホナツ「あーそうですかい。わぁったわぁった。ちょっと黙れ」



うざったそうにPに中指を立てるホナツ。
相当気が立ってるな、と考えたPはごめんごめんと謝る。



P「まぁオリジナルが負けることは少ないと思うよー?
というかどんな手を使ってでも勝とうとすると思うし」

ホナツ「まぁそれはそうね。私よりも優れた奴なんてウザイだけだし」

P「……にしても、なんでわたし達がデスゲームに選ばれたんだろーね」

ホナツ「さぁね。どうせカミサマの気まぐれだろーよ」



ナイフをくるくる回しながら、適当に答える。




P「へー、オリジナル神様とか信じるタイプなんだ」

ホナツ「信じてなんかないわよ。でもいるもの。残念ながらね」

P「残念ながら」

ホナツ「そ、残念ながら」





はぁ、とため息をつくホナツ。暇になってきたのか、どこからか取り出したお手玉で遊び始めるP。3個、4個と数を増やす。
いてもたっても居られなくなったのか、Pのお手玉をひとつ魔法で撃ち落とす。



P「あぁ……なんで邪魔するのさ」

ホナツ「邪魔したかったから」

P「欲に忠実なのはいいことだけど、嫌われるよ」

ホナツ「どうでもいい。私は人の悲しむところとか絶望するところを見たいの。さっきのアンタみたいに」

P「まさに人の不幸は蜜の味、と」

ホナツ「そそ」

P「やっぱりキミってクソだよね」



















ホナツ「ところでさっきからなんか騒いでる奴らがうるさいから殺ってきていい?」

P「話聞いてた?」

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イカノシヲカラ@深海に住む一般人/Skag?(プロフ) - クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーすさん» まぁ闇に生きる人間なんで(急に厨二) (2022年10月22日 17時) (レス) @page7 id: 23a9d9ad0e (このIDを非表示/違反報告)
クロロフィル@深緑の指揮者/あるりーす(プロフ) - 皆いい感じに闇あっていいなぁ…それに比べてうちはねぇ…() (2022年10月22日 17時) (レス) id: e7bd3124a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イカノシヲカラ | 作者ホームページ:No.  
作成日時:2022年10月13日 17時

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