イナズマイレブン～超次元世界への挑戦！～１ (ページ24)

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23.メニュー内容ページ24

それからと言うもの、毎日、毎日同じメニューをやり続けている。

全身筋肉痛の私にとって、あのメニューはきつすぎる。

だが、日に日に宿舎に帰る時間はわずかに早まっている。

今日は8時頃には帰ってこれた。

A「ﾊｱ…ﾊｱ…」

でもまさか、この人が出迎えてくれるとは思わなかった。

鬼道「昨日より早いな」

A「最近よく会いますね鬼道さん」

鬼道「そうか？偶然だと思うが」

嘘つけ、遠くから待ってるの見えたぞ。

最近、朝と夜よく話しかけられる。

朝に関しては食堂で隣に座ることが多い。

まあ、いつも綱海さんが反対側に座っているから、鬼道さんと話すことは少ない。

これは、私のことを警戒しているのか、仲良くなりたいだけなのか。

ゴーグル越しだと読み取りにくい。

A「何か用ですか？」

鬼道「ああ…」

まあ、鬼道さんのような人が考えることといえば。

鬼道「どんなメニューをやっているのが気になってな」

予想通り。

A「ご飯食べながらでいいですか？」

黙々と食べる私を見る鬼道さん。

私はもらった地図を渡す。

A「この地図通りにドリブルしながら走るだけです」

鬼道「この丸印は？」

A「丸印の場所につくとメールが送られてきます。メールには試練が書かれていてそれをクリアすると先に進むことができます」

鬼道「例えば？」

A「ここの橋の丸印では『橋を使わず川を渡れ』と言われました」

鬼道「！？」

A「幸い、小さな川なのでギリギリ渡ることができます。
ですが、ボールが川に流されて追いかけっ子をするはめになります。ここで30分位時間を取られます」

鬼道「さ、30分…」

A「ここの鉄塔では、階段を50往復とリフティング30回やらされます。正直、これが一番辛いです」

鬼道「なぜだ？」

A「サッカー初心者の私にとって、リフティング30回は夢の世界過ぎて、コツをつかむのに時間がかかります。1時間くらいですかね」

鬼道「(絶対階段50往復のほうが辛い気がするのだが…)」

A「そしてこれを2週分やります」

鬼道「！？」

A「さっきから驚きすぎですよ」

鬼道「(いや、フィジカルの高さは認めるがこの広い範囲を2週できるなんて…体おかしいんじゃないか…？)」