13.試合開始 ページ14
試合当日
少々緊張ぎみです。
筋肉痛にはならなかった。
「さあ！FFIの日本代表を決める1戦が、今始まろうとしています！
円堂ひきいるAチーム対鬼道ひきいるBチーム。
この中から栄光ある代表選手の座を手に入れるのは果たして誰なのかー！？」
円堂「みんな！特訓の成果を見せるんだ！」
ピーーー！
ホイッスルが鳴り響いた。
A「いい音だ…」
「いよいよキックオフ！」
初めから激しい攻防が続いている。
みんなのプレイについていけなさすぎて、私絶賛空気中です。
必殺技もたくさん出てるし、むやみに飛び込んでもな…
そのころ、鬼道さんが不動さんへパスを出した。
受け取る不動さん。
不動「フッ」
佐久間「行かせるかぁーーー！！」
おお、スライディングしてる。
避けられない不動さん。ボールを取られた。
佐久間「どうだ！！」
不動「フッ、その程度で力むなよ」
うわぁ、挑発してるよ…
鬼道「油断するな不動！」
不動「これは勝つための試合じゃねえ。決めるとこさえ決めればいいのさ」
鬼道「なんだと！？」
不動「これだけは言っとくぜー。今日は自分のことしか考えてねーよ」
そう言ってその場を離れる不動。
佐久間「なんてやつだ」
鬼道「気にするな。試合に集中だ」
あ〜、相変わらず衝突してるなー…ん？
『決めるとこさえ、決めればいいのさ』
そっか。
むやみに全部を頑張らなくてもいいんだ。
決めるとこさえ決めれば問題ない。
必要なときに飛び出す。
役割を果たせば大丈夫だ。
A「よし、やるぞ…」
前半戦も中盤にさしかかった。
豪炎寺さんの必殺技が炸裂した。
豪炎寺「爆熱ストーム！」
円堂「正義の鉄拳G2！…うわっ！」
「ゴール！爆熱ストームか決まった！鬼道チーム同点！」
すげーなあの技
次来たら…
止める…！
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作者名：アズサ | 作成日時：2011年4月16日 19時
