イナズマイレブン～超次元世界への挑戦！～１ (ページ2)

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1.傷ページ2

『明日の試合、絶対に勝とうぜ！』

これが最後に聞いたアイツの言葉だった。

いっつも何考えてるかわからないアイツは、突然私の前から姿を消した。

それは、引っ越したり、魔女の呪いによって消されたりしたわけでもない。

生き物すべてが、行き着く終着点、『死』

そう、アイツは終着点行きの特急列車に乗って旅立ってしまった。

心に思い出と傷を刻んで。

その日から、いつもスリルがあって楽しい学校生活は、

ただの、子供が集まる場所へと変わっていった。

声はすべて雑音にしか聞こえない。

風景だってすべて砂嵐。

こんな毎日に飽き飽きしていた。

消えたいと思った。

いなくなりたいと思った。

でもどうすることもできない。

そんな自分がもどかしかった。

今はいろんな気持ちを胸に抱えただ生きている。

こんな、すべて終わったような私にまさかこんなことが起きるとは思っても見なかった。

皆さんは信じますか？違う世界へのトリップを…