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私の夢の中 ページ9
ある日、私は残業が中々終わらず、静香と一緒にミス探(ミステリー探偵事務所の略)で徹夜していた。
静香は仕事を終わらせて、すぐに帰らせたのだが、
私は全然終わらずミス探で寝てしまった。
うつらうつらとなっていたら、声が聞こえた。
「・・・よ、・・・よ・・・。」
えっ・・・？
誰・・・？
「・・よ、・・よ・・・。」
この声は・・・？
私を呼んでいる・・・？
温かい
優しい
懐かしい声だ
静香かな・・・？
声が似ている。
「・・・ち、・・・よ・・・。」
えっ・・・？
違う
静香じゃない
あの子は私をそんな風に呼ばない
私を「千代」と呼んであの声をするのは、たった一人だけ
「み・・・、き・・・。」
そう発した途端、
私の意識は途絶えた。
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作者名：弓原鈴 x他2人 | 作成日時：2017年3月5日 18時
