ミステリー探偵事務所 (ページ12)

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静香の家ページ12

朝になって私はウトウトしながら目を開けた。
辺りを見回すと、そこはカーテンの隙間から少し光が差していた。
しばらくして、私が寝ていたのがソファなのに気付き、ゆっくりと起き上がった。
すると、
『ふぁー。よく寝た～。」
と静香が起き上がった。
『あれ・・・？ちーちゃん。起きたの？』
と静香は今にも眠そうな顔で私を見た。
『ちーちゃん、どうしたの？さっきからボーっとしているけど？」
と眠そうな顔で何故だか私を心配していた。
私は
「ううん。何でもないよ。」
と返した。

『ちーちゃん、スクランブルエッグ作ったけど・・・食べる？』
「作ってくれたの？ありがとう！食べるよ。」

そして二人でスクランブルエッグを食べた後、居間でくつろいでいた。

静香の家はミス探とは全然違いすごく綺麗だった。
いや、ミス探が汚いのではなく静香が汚くしているだけである。
資料や本などが積み重なって片付けるのも大変だ。
だから、家も汚いのかと思ったら、そんな事なかった。
テーブルは塵一つもないくらいピカピカだし、とても広くて日当たりもいい。
ミス探とは全く想像もつかないくらい綺麗にしているのでビックリした。

・・・というか家ではこんなに綺麗にしているのに何で職場の時はあんな風に散らかすんだろう・・・？

そう思っていたら、静香が突然

『ねぇー、ちーちゃんは妹かお姉ちゃんはいる？』
と私に質問した。
すると、私は
「妹なら一人いるけど？」
と返しカバンからスマホを取り出し、妹の写真を見せた。
『うわぁ～！カワイイ～♪』

当たり前でしょ。私の自慢の妹だから。
あっ、でもあの子のこと馬鹿にしたら静香でも許さないから。
あの子は純粋なの。だから、あの子を泣かしたら許さない。
私の、可愛くて愛しくて私の唯一の天使を・・・。

『ちーちゃん、もしもしー。』
「・・・何よ。」
『心の声・・・ダダ漏れだよ・・・。』

えっ・・・？
えっ・・・・？
それって・・・、つまり・・・。

「・・・全部・・・聞いてたの・・・？」
『うん・・・。イヤ・・・そのー・・・。』

そしたら静香は

『プッ・・・。フフフ。ハハハ・・・。アッーハッハッハ！イーヒヒヒ！』
笑った

『へえー。ちーちゃんってシスコンなんだねーｗｗｗ。』

「なっ・・・！違う！！単純に妹は可愛いって思っただけ！というかあんたも人のこと言えないでしょ！このショタコン！』
『違うしー。私はチルドレンコンプレックス！”チルコン〟だよ！』