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Aの今カレと元カレという何とも言いがたい組み合わせが、Aを挟んで表面上はなごやかに会話をしながら歩くのを
新八は数歩下がってついていきながら眺める。
(ホント、何なんだ……。
Aちゃんも銀さんも沖田さんも
僕の知らないとこで色んなことが起きてて、変わってて……むしろ、僕が変なのか?何も変わってない僕がおかしいんじゃないか?)
一人だけ置いてけぼりにされている感覚に新八が自分を見失いかけ、ああでももう何がきても驚かない気がする……と遠い目をしていれば、
目的地まではあとわずかというところ。
「お、総悟じゃん。昼行ってきたところ?
と、横にいるのは……もしかして万事屋!?
え、マジ? やばー誰かと思った、やっぱ2年も経てば変わるのなー」
そこで、向かいから歩いてきた男と遭遇する。
しかしながら男と判断したのもその背丈と声の低さから。
男にしては長めの脱色した明るい髪に、unisexな服をきた細身な姿は中性的で、新八からしてら「いやお前が誰?」と言いたいところである。
沖田に声をかけた内容的にも、恐らく仕事の同僚なのだろう。
ちなみに、銀時の時と同様声に聞き覚えのある気がしたが、それで辿り着くかもしれない結果を考えたくなくて新八は思考放棄を決め込んだ。
知らない知らない、こうきたらあの人も変わってる可能性が高いよなって思い浮かぶことなんて、
知らない、声が中○○哉みに満ちてるなんて、アーー知らな……「そうです、そこの定食屋で。あと、それはお互い様だと思いますよ?
―――土方さん」
「知らな……くねェよォォォやっぱりかァァァ!!!」
知ってた。
「いきなり大声出して、どしたアルか新八」
「驚いたんだろ。沖田くんがいうようにこちらさんも随分変化があったみてーだな、俺も驚いた」
Aに答えてから、銀時は土方をしげしげと見る。
「久しぶり、万事屋。
そっちは、中々いい男になってるじゃん?」
2年という月日がそうさせたのか、二人の間に以前のような険悪なムードが流れることはない。
「いやいやいや……それで済む程度?
っていうか、聞きたいことが山ほどあるんですけど……」
半分程予想できていたにしても今の土方の姿は衝撃すぎて、新八がよろめきながら前に出る。
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ぽてうさ(プロフ) - ゆるさん» ありがとうございます!!書いててよかったってなる嬉しいお言葉です(*^^*)近い内に続編も公開予定なので少々お待ち下さい! (2020年5月2日 11時) (レス) id: d2b650a918 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - すっごく面白いです!早く続きが読みたいです!更新頑張って下さい!応援してます♪ (2020年5月1日 11時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
ぽてうさ(プロフ) - ついに総悟さん行動にでました(°口°)こちらこそありがとうございますです_|\○_ 作者としては優しい沖田総悟を書くのが難しくて苦労してます笑 (2020年4月7日 23時) (レス) id: d2b650a918 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - 総悟ぉぉぉーーーーーΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)すみません荒ぶりました← 何だろう…何か…もう…ほんとありがとうございます(((語彙力 (2020年4月7日 21時) (レス) id: 737011c58c (このIDを非表示/違反報告)
ぽてうさ(プロフ) - 至恩さん» 久しぶりとなってしまった更新で、こんなコメント貰えるなんて本当に嬉しくて続きを書くモチベがぐんぐん湧いてきます!ありがとうございます(●´ω`●) (2020年3月14日 23時) (レス) id: d2b650a918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽてうさ | 作成日時:2019年2月6日 19時