【オリジナル】館に集う者達

安眠妨害by飛鳥 ページ3

私、橘 千悠は自分の部屋の窓を開けて気持ちよく昼寝していた。

……はずなのに!!


「おいコラァ！リンジュ！！」


誰ですか!?私の安眠を邪魔するこの声は!!

「え、まさか悠夏が引っかかったの？いつもは速攻見つけるのに…驚き〜！」

ニヤニヤしているリンジュが目に浮かぶ。
と思いきや、

「ああああ痛い痛い痛い！ゴメンって！」

なんて声も聴こえてくる。

しばらくして静かになると、眠気も飛んだ私は部屋を出た。

「リンジュっ！」

目の前に愛しのリンジュ発見!!

「うああ！千悠!?ビックリした……」

「また悪戯仕掛けたの？」

「そうだよ！珍しく悠夏が引っかかったの！」

興奮気味のリンジュ。

「お前本当に可愛いなーもう！」

ニコニコしているリンジュに思わず抱きつく。
髪の毛がほわほわしてて気持ちいい……

「ちょ、髪崩れるってば！」

何とか逃げようとするリンジュをこれでもかっ、と強くホールド笑

「よし、テラス行こ、テラス！一緒にお茶でもしよ！」

半ば強制的にリンジュを引っ張って広場の階段に向かった。

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