合流するため ページ36
そして、ワインは真剣な顔つきでイリーナに話しかけた
ワ「さて、話は戻るが質問だ。君のその姿は一体何だ?」
イリ「へ?」
そう言われてイリーナは自分の手や服、背中を隅々まで見ると
イリ「なんじゃこりゃー!」
と驚きの感情をあらわにした
パ「にぇ!?気づいてなかったのか?」
イリ「う、うん。今気づいた…」
べ「でもとってもかわいくてきれいだぞ!俺様のお嫁さんにしたいくらいだ!」
イリ「お、お嫁さん!?って、もしかしてベリー?」
べ「むぇ?俺様まだ自己紹介してないぞ?」
イリ「へへへ、ハニーから話は聞いてるよ。」
べ「そうだったのか!これからよろしくな!」
イリ「うん。こちらこそ。」
ベリーはイリーナに手を差し伸べ、二人は握手をした
パ「あ!ベリーずるいぞ!」
コ『まぁまぁ…』
少しほんわかした空気だったがふとイリーナはワインの顔を見て何か言いたげだと感じ、真剣に話を聞く体制になった
イリ「え、えっと、先ほどの質問の答えはその…自分でもよくわからない…です…」
ワ「なに?」
イリ「わ、私、なんでここにいるのかも全然記憶が無くて、前どういう暮らしをしていたとかは覚えてるんですけど…こんな姿になったことなんて一度も…」
ワ「…成程。わかった、話してくれたこと感謝する。あぁ、それと、敬語は無しにししたまえ。軍隊のメンバーでも戦場でもないのに堅苦しくされるのは少々窮屈でな。この程度、吾輩にとっては休暇のようなものなのだ。気楽に接してくれてかまわない。」
イリ「う、うん!ありがとうワイン!」
ワ(ふむ、やはり正真正銘天使のようだ…)
ワインとイリーナがある程度打ち解けたところでドゴォという音が遠くで鳴り響いた
ワ「何事だ?」
イリ「あ、もしかして…サンズたちの戦いが激しくなってるのかも…」
パ「にぇ!?大変じゃないか!すぐ行かないと!」
ワ「よし分かった。全員私に捕まれあの方向にショートカットするぞ。」
イリ「う、うん!」
こうしてイリーナたちはサンズたちと合流するためワインの協力を借りて向かうのだった
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「フゥー…何とか記憶が完全に戻るのは防げたようだな…」
イリーナたちが去った後、木の陰に隠れて黒いローブを纏った誰かが薄ら笑いを浮かべながら立っていたことはだれもしらない
「さて、あの姿になれることは確認した。計画をプランBに移すとしよう。」
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鈴(プロフ) - 面白いですね=)どうでもいいけどイリーナって聞くと…どうしてもビッチ先生の幼少期の頃の姿と重なる…w (2019年6月20日 19時) (レス) id: 83fb9e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - レイラさん» コメントありがとうございます!さぁどうでしょう?そこはストーリーを見てからのお楽しみということで! (2018年6月19日 22時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 〈続き〉メイリンと小夜ちゃんは戦闘シーンがカッコイイので(#^.^#)続きが楽しみですー!応援してますよ!! (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - 《絶望のソウル》が目を覚ますってことはイリーナちゃん!!闇落ちしちゃうってことですか!!?闇落ちしたイリーナちゃんはかっこいい姿をイメージしてしまいます!アニメキャラにたとえるなら黒執事のメイリンやblood-cの小夜ちゃんみたいな感じでしょうか!? (2018年6月19日 21時) (レス) id: 1ec2afeb3d (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース - ベルフェゴールさん» アンケートご協力ありがとうございました!なるほど、ヘルプは敵にもってこいですね! (2018年6月19日 17時) (レス) id: 92a13e267b (このIDを非表示/違反報告)
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