私と兄とお友達【USSS】

きゅうじゅうわ ページ41

「…？昨日と衣装違う…？」



女「本番は今日だから！！」



「ふぅーん？」



昨日より豪華になった衣装



黒と白を主張としたワンピースに、サスペンダー



女「あ、今日はニーハイでよろしく！そこに置いてあるから！」



「りょーかー…！いや！これ、ニーハイじゃなくてガーターベルトだよね！？」



女「そ、そうかなぁー？」



「どっからどう見てもガーターベルトだよ！？しかもめちゃくちゃ高そうなちゃんとしたやつだよ！？」



薄いデニールのニーハイに太ももあたりにレースのライン



ドン・キホーテとかのやつちゃう。ほんもんやでこれ



女「ごめんっ！！ほんとにごめんって！！！！！でもこれしかないよ！！これか生脚だよ！！！！生脚よりは！！マシだよね！？」



「究極の二択だよね！？」



結局押し切られて履いている私…



これゴスロリ感すごいよね、お嬢さまではない気がするよね



着替え終わって周りを見ても、昨日と服が違うのは私だけ



なんで？と思いながらも、昨日と同じように看板を首から下げ廊下に出る



女「あ！今日はそこに立っててくれる！？途中で店番になる感じで！！」



「あ、わかったー」



廊下に立つと、ほかのクラスにも1人ずつ格好が違う子がいた



どういう意図なんだろうなーと、ぼんやり考えながら開店にむけて突っ立つ



男の子「あ！！Aさんですよね！？」



「え？あ、そうです、けど…」



知らない男子からの声かけに驚く



なぜ名前を知っているのだ…！



男の子「写真よりめっちゃかわいい…！！俺Aさんに投票しますから！！！」



「…写真？投票？なんのこと…？」



突然の単語についていけない



男の子「なんのことって、もちろんミスコンですよ！！！！」



…はい？

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