ころちゃんが可愛すぎる件について【こ.ろ.ん】

#５　風邪 ページ6

『だる〜』


ころんの口癖だこれ。


そういうこと言ってる場合じゃないけど。


『ごほっ』


お母さんもお父さんもお仕事でいつも家にいない。


はぁ、ころんにどうやって伝えよう。


ころん、ラインやってたかなぁ。


そもそもライン交換してない気がするけど。


「ピンポーン」


『うぇ！？』


思わず変な声を出してしまった笑


だって突然なるとは思わないじゃん！？


布団をかぶりながら、恐る恐る出た。


『はっはい・・・。』


こ「なっ、お前どうした！？もう行く時間だけど。」


『え。』


こ「？」


・・・


『これは夢だ。夢なんだ。』


こ「は？」


私はくるっと後ろを向き、布団の方に駆け出して行った。


もう一回夢の中に入ろう。


そうしたら現実世界に。


こ「おい、ちょっと待て！」


『っ！』


私の体をころんの手が囲んだ。


いや、どういう状況？


こ「あ、え、ちょ、ま///」


『///こ、ころん？』


一体どういうつもりなのかはわからないけど。


とりあえず一言。


顔真っ赤なころん可愛いぃ()


こ「あ、えぇっと、違うんだよ！布団かぶってたからどうしたのかなぁって///」


手を大きく振って、今犯したことをごまかそうとしているころん。


顔は熱があるのかぐらいに真っ赤に染まっていた。


『いや、朝から風邪気味でさ。じゃなくて、風邪気味なんです。迷惑かけてごめんなさい。』

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ころんside

謝ってるとこ、可愛すぎかいぃ！？


今の表情、写真に収めたかったな。


今年で一番可愛かった。。。


こ「いや、全然いい、謝るなって。じゃっじゃあ学校行ってきまーす。お大事にしろよ笑」


そのまま学校のほうまで走ってしまった。


最後にAの表情だけでも見てればよかったぁ。


いや、だって恥ずかしかったし！


「ピコンッ！」


鞄の中でスマホが暴れている。


さとみくんからのラインだ笑


さとみころん、遅刻か?クラス騒然としてるぞww

さとみ家から出てんなら、走ったほうがいいかもね

さとみまぁ、もう手遅れだけどwww

ころんは、まじ!?今走ってるとこ

ころんちょ、先生になんかいい感じに説明しといてww

さとみwwwりょーかい



そういや、Aとライン交換してないな。


今度、言ってみようかな笑


『(あ、死ぬ///可愛いとカッコイイ両立なんてありか///)』

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