理由 ページ30
さ「A・・。」
お「・・なんでこやつと付き合いたいんだ。」
『優しいから。いつもとなりにいてくれるって。』
お「・・無理だ。許すことはできない。」
『なんで?なんでダメなの!?』
お「こいつのお父さんは、お前の父を殺したんだぞ。」
『は?そんなの知らないし!』
口からは暴言が出てくるのに。
心の中には驚きがいっぱいだった。
さ「そんな!まさか父は。」
お「知らないのか。お前の父は処刑されたよ。」
さ「・・・。」
さとみは、その場にひざまつく。
さ「ずっと待ってたのに。なんでっ。」
しずくが床にポタッと落ちる。
『なんで、お父さんはさとみのお父さんを?』
お「・・それは知らん。なにか恨みがあったんだろう。」
『でも、それで私とさとみが付き合っちゃダメってことには関係ないっ!」
さ「そうです。」
お「・・でも、やはりむr
こ「もう同じこと話すのやめようよ。Aのおじいさん。」
さ「こっころん!?」
『・・・!』
私は、あぜんとしてしまう。
ごめん、ころん。
行かなくて。
お「ころん?もしかして、ころんさんか?」
こ「そうだよ。覚えててくれたんだ。」
え?関係ありなんですか?
お「・・なんでこんなところに。」
こ「一人説教しないといけないんで。」
ころんは、こっちをチラッとみてくる。
怒られるのは承知してます・・・。
お「そうなんですか、ころんさん。」
なんか、態度ちがくない?
孫への態度ところんへの態度違いすぎ。
『そこは、どういう関係なの?』
こ「俺は、Aのおじいさんの恩人なの。」
お「そうなんですよ。」
そういえば、小さいころ恩人のことについて教えてもらった気がする・・・。
私と同い年ぐらいなのに、とても優しくてお世話になったって。
あと、私よりも全然いい子って。
今思うと、めっちゃ侮辱されてるな・・。
こ「だから、Aは俺の大事な人なの!幸せにしてあげなよ。」
お「・・・でも。」
こ「そうやって、すぐに逃げるんだ。弱虫だね。」
お「・・・。」
めっちゃ言われてる・・・。
年の差すごいのに。
おじいちゃんはゆっくりと立って、私のところに来る。
お「お前は、Aを幸せにすることはできるのか?」
さ「できます!俺がAを幸せにします。」
お「・・・よろしく。」
おじいちゃんの声はか細く、まるで昔の私みたいだった。
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つくし(プロフ) - 匿名さんさん» 本編には書いていませんが、一応お父さんが出したという設定にしてます 。わかりづらくてすいません…。 (2019年1月6日 10時) (レス) id: ad001c401a (このIDを非表示/違反報告)
匿名さん - ガチレスすみません。でも、死亡届を出さずに、土に勝手に遺体を埋めたら、死体放棄で捕まりますよ (2019年1月6日 0時) (レス) id: 54b915f336 (このIDを非表示/違反報告)
よつば(プロフ) - 終わっちゃったぁぁぁぁぁ(´;ω;`)新作頑張って! (2018年11月22日 20時) (レス) id: b9a1388583 (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - 来葉さん» ぜひ見てやってください。ありがとうございます!! (2018年11月19日 19時) (レス) id: 9f5bb09179 (このIDを非表示/違反報告)
来葉(プロフ) - つくしさん» うあああ書いてください!!絶対見ます!!あっあとうちの小説見てくれてありがとうございます!! (2018年11月19日 16時) (レス) id: a2599d9db0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つくしみん@浮上中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tukusichan1/
作成日時:2018年10月30日 20時