許せない ページ24
一瞬時が止まったような気がした。
私、今告白されたよね。
あと、キスされたよね。
いまだに状況がよくわからない。
『えっと。』
こ「いいよ。いつまでも待つ。」
ここで、返事を返さなきゃいけないよね。
『じゃあ、もし私がさとみを選んだら・・・ころんはどうする?』
こ「泣く。」
『・・・!』
私はまだ恋ということをよく知らない。
さとみに好きって気持ちを持っているのかもしれないが。
それが、本当の恋心かどうかは、知らない。
でも、ころんの顔は、今まで以上に怖かった。
なんでも、言うことを聞けって感じだった。
『・・・別に付き合うぐらいなら・・・いいよ。』
大丈夫。
この関係、途中でやめたくなれば言えばいい。
こ「本当?ありがとう。」
ころんは、満開の笑顔を浮かばせていた。
やっぱりみんな幸せが一番だよね。
『よろしくね。』
ころんは、私に抱き着いてきた。
私も、ころんの体にそっと腕をまわした。
×××××××××××
さ「おはよう」
『おはよう』
起きようと思っていた時間丁度だった。
昨日の夜、結局あのあとすぐ寝てしまったんだよね。
さ「朝食食べるか!」
『私作ろうか?』
さ「マジ!Aの手料理楽しみ!」
『うまくできるかわかんないけど。』
私は、キッチンのほうへ走っていった。
××××××××××××
さとみsaid
寝室で、俺ところん二人きり。
こ「あのさ、さとみ。」
さ「ん?何?」
こ「Aと一緒に住むの、やめてくれる?」
さ「は?なんでだよ。」
こ「Aは、俺のものだから。」
さ「なんでそう言えるんだよ。」
こ「昨日の夜ね、告白して、オーケイって返事をもらったから。」
さ「・・・!」
まさか、俺が寝ていた時に。
さ「Aは、ころんのこと好きじゃないよ。」
こ「は?」
さ「お前、強引に好きって言わせただろ!」
こ「は?そんなのさとみが、言う権利ないだろ!」
さ「ころん、てめぇ!」
「パンッ」
俺の手は、ころんの顔に直撃した。
ころんは、その場で、倒れて頭を抱えていた。
さ「ごっごめんころん。そんなつもりじゃ。」
俺は、いつものように応急処置をしようとする。
なんで、手が動かないんだ。
俺の手は、フリーズしたように固まっていた。
さ「俺には、どうすることもできないのか・・。」
体が強く震えた。
俺を助けてくれる人は、どこにもいない。
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つくし(プロフ) - 匿名さんさん» 本編には書いていませんが、一応お父さんが出したという設定にしてます 。わかりづらくてすいません…。 (2019年1月6日 10時) (レス) id: ad001c401a (このIDを非表示/違反報告)
匿名さん - ガチレスすみません。でも、死亡届を出さずに、土に勝手に遺体を埋めたら、死体放棄で捕まりますよ (2019年1月6日 0時) (レス) id: 54b915f336 (このIDを非表示/違反報告)
よつば(プロフ) - 終わっちゃったぁぁぁぁぁ(´;ω;`)新作頑張って! (2018年11月22日 20時) (レス) id: b9a1388583 (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - 来葉さん» ぜひ見てやってください。ありがとうございます!! (2018年11月19日 19時) (レス) id: 9f5bb09179 (このIDを非表示/違反報告)
来葉(プロフ) - つくしさん» うあああ書いてください!!絶対見ます!!あっあとうちの小説見てくれてありがとうございます!! (2018年11月19日 16時) (レス) id: a2599d9db0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つくしみん@浮上中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tukusichan1/
作成日時:2018年10月30日 20時