Costume.26 ページ26
『………えーと、ここが地下への入り口です』
「へぇ、随分入り組んだところにあるんだなァ」
「許可がないと入れないのね」
『ええまあ、生活区ですし、服飾というこの島の最大の産業を支えるための工場などが詰まってる場所なので、無闇に部外者が入っていい場所じゃないんですよ』
だからぶっちゃけ、船長さんたちここに連れ込まなくて済んで良かったのかもしれない………もしここで問題起こされたら連れてきた私が出禁になるかもしれないし。
ここにいるメンツは道中話した感じ、見た目はともかく割と常識人なようだからまあ一安心、だと思いたいけど。
部外者侵入への対策をしているここには、もちろん門番もきちんと置かれているわけで。
「お、兄ちゃん、あんた”麦わらのルフィ”だろ？こっから先は正式な許可がねぇと入れねぇんだわ。まあ無理矢理にでもまかり通るってんなら俺たちにゃ為す術ねぇが………」
『ああ、いえ。訳あってこの格好してるだけで、私はその人ではなく………』
まあこのやり取りはここに来る度のことなので慣れっこだ。
………うーん………でも、ちょっと問題が………。
「んん………？まあいいや、許可があるんなら許可証出してくれるかい」
『実はそれが………諸事情で失くしてしまいまして………再発行とかできますかね？』
「おやおやそりゃあ大変だね。再発行は出来るが、役所へ申請せんといかんぜ？一旦中に入らにゃならんからな。まあ名前と番号教えてくれりゃとりあえずリストと照合して通してやるよ」
『………う』
名前………名前かぁ………。
この場でフルネームを言わないわけにもいかないからなぁ………。
………あんまりこの島で名乗りたくはないんだけど、しょうがないか。
なるべく一味の皆さんには聞こえないように、門番さんの耳に口元を寄せて名前と番号を伝える。
「ほいほい、Aさんね………ん？その苗字………」
『あああああああの！！なるべく早く見つけてください！！なるべく！！早く！！！』
「お、おお、ちょっと待ってくれな」
うう、やっぱこんな疎そうなおじさんでさえ気付きかけちゃうのか。
だからなるべくこの島には来たくないんだ。
………電伝虫だけでもちゃんと確保しておけば良かったなぁ………。
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つきよしりん(プロフ) - クロＭさん» コメントありがとうございますー！！私の推しドンピシャで笑いました………wwもし他のキャラも来たら抽選的な感じになるかもしれませんが参考にします！！ありがとうございます！！ (2019年10月22日 22時) (
レス) id: 297ae59f70 (このIDを非表示/違反報告)
クロＭ(プロフ) - すみません、出てきて欲しいキャラで、ローとキッドとスモーカーでお願いします！ (2019年10月22日 14時) (レス) id: 29ae4a0922 (このIDを非表示/違反報告)
つきよしりん(プロフ) - 味噌さん» ノリで何も考えずに書いていたら出会ってしまわれました………w (2019年9月12日 17時) (レス) id: 297ae59f70 (このIDを非表示/違反報告)
味噌 - そうゆうかんじですか・・まあ会ってしまったのはしょうがない・・ (2019年9月12日 6時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
イロ(プロフ) - つきよしりんさん» ありがとうこざいます！ (2019年9月6日 16時) (レス) id: 1fbd902db4 (このIDを非表示/違反報告)
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