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度々勉強会を開いた
場所はファミレスだったり、図書館だったり、私の家だったりと使える場所は使って勉強会を開いた
結果的に
「...校内順位10位」
そう呟いたのは鬱君、そしてその順位も鬱君の成績
約3週間、みっちり勉強した結果だった
鬱君はやれば出来るのだ
「おめでとう、鬱君」
私がおめでとうと言うとジト目で見られる
なんで！？
勉強教えたの私だよね...？
「...先輩校内順位1位やんけっ..！！」
「...実力の差だね
ま、10位だって十分でしょ？いいじゃない」
私が1位を取れるのは”彼”がいたからであって、彼が居なければ此処に私は居なかったでしょうしね
そう考えてる時でさえ、あの視線は絶えない
それは鬱君には言ってない
面倒事に後輩を巻き込むのは良くないからね
そして当たり前の事だが、学年でも1位だった
普通成績は張り出さないものなのだが、何故かこの学校は上位50位だけを張り出している
あまり興味は無かったのだけれど、鬱君の勉強の成果を見てみたかったので来てみたのだ
にしても流石生徒会と言ったところか、始業式で聞いた名前の全部が20位以内にある
鬱君と別れて教室に帰る時に3人に擦れ違った
生徒会の人だった
緑のパーカーのフードを被った人
金髪が目立つ人
ニット帽が似合う人
彼らも20位には入っていた
私は横目で確認しただけで、そのまま通り過ぎた
クラスに戻れば、掲示を見た人達が私の方に寄って来た
「Aちゃん凄い！」
「生徒会長様と同率の人なんて初めて見た！」
「1位おめでとう！」
など、褒めの言葉を貰った
元々褒められる慣れていないので、顔に熱が集まるのが分かる
思わず制服袖で口元を押さえる
目の前に居る友達は驚いた様な表情を見せる
「もしかして、照れてる？」
「いやっ、ちがっ...！」
ニヤニヤとした表情で顔を覗き込まれるので急いで弁解しようとしたが、言葉に詰まる
そんな私を見てクスクスと笑い始める友人たち
「意外だなぁ...
結構慣れてるかと思った」
「Aちゃんってば可愛いっ！」
「まぁ、なんか、慣れないんだよね
それに、私は可愛くないですぅ
皆の方が可愛いよ？」
そんな会話をする
もう1学期の終わり頃
クラスの人や他のクラスにも友達が出来た
もう夏休みになる
また、後輩と一緒に居たりするのかな、なんて思ったり
それとも、クラスの皆と過ごしたり？
私は夏休みが楽しみで仕方なかった
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白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです！更新頑張ってください！(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)
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