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21. ページ21

「え?先輩、シッマと朝会ったん!?」


耳元で叫ばれたような感覚がしたので咄嗟に耳を塞いだ

煩過ぎる
もう少しなんとかなんないものなのだろうか



「おー
朝、に.........

いや、なんもない
普通に散歩してたら会ったんや」


「に?」

「いや、なんもないから気にせんでええで」


コネシマさんが兄さんって言おうとしたので笑顔で「黙れ」と伝えると、伝わったみたいで途中で誤魔化してくれた

もの分かりのいい人で良かったよ



「で?先輩たちとビーチバレーすんの?
でも力の差はどうにもならないんやないん?」

「そうなんよね
やから、優菜先輩は観戦で、A先輩は普通に参加してもらうわ」


本当に強制よね?鬱君
いいな、優菜...


メンバーはくじで決まった

私は2年の身長の低い、「天」と書かれた紙を着けているのが特徴のロボロさんと組む事になった
対戦相手は2年のシャオロンさんと鬱君

トーナメント制でシードにコネシマさんとゾムさんのペアが入った

みんな結構強そうなんだよね


私は試合前に優菜に近寄った



「優菜、ごめんサングラス持ってない?
目が開けない」


光が苦手なため、目が全く開けなくなってしまった
なので、優菜が持っている荷物に入ってるサンブラスをつける


あー、目が生き返る



「いやー、流石
サングラスがよく似合う」

「やめてよ、似合ってないから」


本当は嫌いなんだけどね
目が死ぬから仕方ないんだよ

つい雑談していると試合を始めるよーと声が掛かった


「頑張って」
「うん、ありがとう」


そう言ってに走った


ペアのロボロさんに軽く挨拶する


「先輩なんですよね?
よろしゅうお願いします」

「はい、女なので足を引っ張ると思いますがよろしくお願いします」


そう言って試合は始まった





「終了」


審判のその声で試合は幕を閉じた


「いや〜、先輩強いわ」
「いや、ロボロさんが強かったので助かりましたよ〜」



「あの2人強すぎひん?」
「先輩があんなに戦えるとは思わんかった...」


私とロボロさんのペアは結構余裕で勝利した
これでシードのゾムさんとコネシマさんペアとの決勝戦になる


「てか、先輩、そのサングラス格好良すぎひん?
似合いすぎて怖いわ」

「失礼な事言わないで
私だって好きで付けてんじゃないのよ」


そう言って次の試合になった
鬱君は可愛い女の子いないかな〜、とか言ってどっか行った

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白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです!更新頑張ってください!(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月岡槙 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2020年8月10日 10時

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