１５． ページ15
今日は日曜日
明日からは生徒会が企画する2泊3日の海旅行
今日も鬱君と優菜が来ている
だけど、今日は少し違う
勉強は無し
それと、エーミールさんも来ている
勉強が無いのは、海旅行の前日という事で、遊んだりしようという話になったから
「じゃあ、明日はAの家で7時前に集合ね」
優菜や鬱君が中心となって話が進んでいく
だが、途中で
「は？何言ってるの？
後輩でもそれは許せないわ」
「は？先輩何言ってるん？
A先輩との付き合いは俺の方が長いんやで？
A先輩の隣に座るんわ俺やわ」
「は？許せんわ
そもそも、異性をAの隣に座らせるなんて絶対無理！
Aの隣に座るのは私だわ」
喧嘩が始まってしまう
バスの席なんてどうでもいい気がするし
それに...
「行きと帰りで交換すればいいんじゃないの？」
私が言うと2人が気付いたようにあっ、と言った
行きぴったりだし、案外いいペアなのかもしれない
私がそう思っているとエーミールさんが優菜を見て首を傾げていた
あぁ、そう言えばエーミールさんは優菜の事を知らないのか...
そう思ってエーミールさんの元に行って優菜の事を話すと納得してくれた
「随分と鬱さんと相性がいいですよね」
「そう思いますよね、実際良い気が...」
「「しない！」」
紅茶を飲みながら2人を眺めて言っていると途中で遮られてしまう
しかも、否定された
エーミールさんだって賛成してるけど？？
そんなこんなで言い合ってたけど結局は2人の勢いに負けた
あの2人元気過ぎない？
若さを感じる...
すると、声に出ていたのか優菜が此方を向く
「何言ってんの、Aだって十分若いし
それに私たちが元気に思えるのはAが運動苦手だからじゃないの？」
その言葉に今度は鬱君が反応する
一々反応しなくてもよくない？
「え？何言っとんの？
A先輩運動も結構得意やったはずやけど？」
更に続けて
「100m走なんか...」
と言い始めるので口を塞いでおいた
そういうのは良くないんだよ、鬱君
笑顔で伝えると口をもごもごさせてひゃい、と腑抜けた返事をしてきた
離すと苦しかったと言いながら後退りしていった
酷くない？
その後も適当に遊んだりしてると、時間はあっという間に過ぎた
夕飯は全員私の家で食べる事になった
それも少し、普通になってきている
それに最近は、時間が過ぎるのが早く感じる
それは、楽しいからか
それとも＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです！更新頑張ってください！(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
