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貴方side
でも、このまま帰ったら明日気まずくなる
天邪鬼キャラには何て言うのが正解なんだ？！
天邪鬼≠ツンデレだから、もう少し一緒にいたいって言うのはアウトだし
え、ちょっと！乙ゲーばっかりやってる癖に、良い選択肢が何も思い浮かばない！！
「A、どうしたノ？」
えぇい、もう適当で良いや！！
『あ、あんたが寂しそうだから、とっ、特別に泊まっていってあげても良いけど？』
えぇぇ何これ！！これはアニメでよくあるツンデレ妹キャラだって！！っていうか、このキャラ使えるの相手が素直な場合だけだし！！
絶対夏目に引かれた！！
「‥‥」
『あっ、えっとー‥‥な、なぁんて、ね？あ、あはは‥‥』
「子猫ちゃん」
『は、はいっ‥‥』
夏目が真剣な顔で見てくる
「‥‥だネ」
『えっ？』
「子猫ちゃんっテ、そんなキャラだったんだネ。まだまだ知らない事だらけダ」
『いや、あの』
「やっぱり面白いネ、これからも観察させてもらうヨ。さテ、本格的に暗くなる前に帰った方が良いんじゃないかナ」
『あっ、う‥‥し、失礼しました！！』
逃げるようにして夏目の部屋を出て行き、そのまま玄関まで直行
『ばっ、バイバイ！』
「うン、気を付けてネ」
夏目の家の扉を出て、そのままの勢いで走る
あぁ、やっちゃった‥‥！！
私は顔が赤くなるのを感じながら、家に向かって走って行った
夏目が玄関の扉を閉めた後、それに寄っ掛かって
「ああいウ、可愛い一面もあったんだネ‥‥」
こんな事を呟いているとは知らずに
・
家に帰って来て、すぐに自分の部屋に直行した
そのまま、ベットに倒れ込む
『あぁもう、バカバカ！私のバカ！』
素直にありがとうって言えば、あんな事も言わずに済んだのに！
今からでも、夏目にメールするべきかな
そう思って、スマホに手を伸ばし‥‥
『‥‥あっ、カバン類全部夏目の家だ』
・
夏目side
さっきの発言を聞いて、ボクは君の事を知らなすぎると知った
一年間の溝は、思ったより深かったらしい
「もっとAの事を知りたいよ‥‥」
自分で言って、これが本心だと気付く
君を知りたい、か
ボクは部屋に戻って‥‥そこで気が付いた
『大事なもの達ヲ、忘れて帰ってるけド‥‥』
ぴーんぽーん
と、そこで、少し間抜けなチャイムが聞こえた
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
