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夏目side
「ちゃんと聞いてタ？」
『うん。でも、言ってる意味がわかんなかった』
照れるとか、ばかって言うとか、そういう反応は想定してたけど、理解してもらえないっていう考えまではなかったよ‥‥
『さっきの話はよくわかんないけど、とりあえず夏目は宙くんが好きなんでしょ？だったら、幼馴染みの私って邪魔じゃない？』
「うン、なにが�爐箸蠅△┐梱瓩覆里�ナ？ボクがソラのことを恋愛的な意味で好きなんテ、いつ言ったノ？」
『言わなくてもわかるよ、幼馴染みだもん』
「言わなくてもわかってくれてたラ、ボクはこんな必死に誤解だって言わないヨ」
『もう、認めなよ。好きなんでしょ？』
「いヤ、全然違うかラ」
『そうやって照れ隠しするのが、天邪鬼系男子の悪いところだよ。［四季彼］の冬馬くんも、主人公が好きなのに照れ隠しして主人公とケンカしちゃうの。ほんと不器用だよね』
でもね、そんな冬馬くんが好きだから良いんだ！なんて突然乙女ゲームの話をし始めるA
ちょっと、ボクの話を聞いてよ‥‥
『天邪鬼キャラは攻略するのが難しいから苦手だったんだけど、冬馬くんは好きなんだ！』
「わかったかラ、話を聞いテ？」
『ん？なに？』
「ハァ‥‥あのネ、もう一度言うけド、ソラに恋愛感情なんてないかラ」
『焦れったいな、いい加減認めなよ。好きなら好きでいいじゃん、まだ日本じゃ認められにくいカップルだけど、海外に行けば』
「あぁもう、うるさいな」
『っ？！』
ぐいっ、と片手でAの左腕を引き、もう片方の手を背中に回す
なにも構えていなかったAとは、超至近距離になるわけで
『あ、う‥‥な、夏目‥‥？』
この状況に緊張しているのが、よくわかる
ボクは、Aの腕を掴んでいた手を離し、人差し指を立ててAの口元まで持ってきた
『っ‥‥な、なにすんのばかっ、離してよ！』
「ダメ。ボクの気持ちがわかるまで、離してあげないよ」
そう言ってボクは、人差し指で彼女の唇に触れる
『？！』
「ここにキスしたいなって思うのは、Aだけだよ。ソラじゃなく、ね」
『っ‥‥ば、か‥‥』
耳まで真っ赤にして、必死に言葉を紡ぐA
可愛いな、なんて見ていると
「‥‥エ？」
唇に触れていた手は握られていて
ーAに唇を奪われていた
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月見若葉(プロフ) - 亡命遊愉さん» ありがとうございます‥‥！初作品でコメントを頂けるなんて感激です‥‥！これからも、皆の魅力が伝わるように頑張ります！ (2017年4月29日 15時) (
レス) id: 730b85c1be (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - ああ、夏目君も宙君も可愛いです…更新頑張ってください！応援してます！ (2017年4月29日 15時) (レス) id: b985e9e759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見若葉 | 作成日時：2017年4月9日 15時
