捌拾肆 ページ36
▪▪▪
「きれぇだなぁ……」
ま「そうだねぇ〜」
「どこまでも広がってる……。眩しいよ……」
ま「ほんとにねぇ」
志麻さんの事件から1ヶ月、クリスマスまじかの浦島坂田船ライブ。毎季節ごとにライブやってるなぁこの人たち。ステージの4人は、綺麗に輝くスポットライトとペンライトの海の中、たくさんの歓声を浴びて力強く、優しく、時に怪しげに、観客の後ろまで声が届くように歌っていた。
あぁ、綺麗だな。眩しいな。どうしてこんなにも美しいんだろう。
そ「───で、興奮冷めやらぬままここに来たの？」
「ひとりでいたらぜったい泣くと思ったんで」
そ「なんでだよ」
「だってぇ、あんなん見せられたらもう……もうぅぅう…」
そ「アイツらのライブなんて前にも行ったことあるんだろ？」
「そうですけど！規模が！久しぶりだったし！」
ま「Aちゃんずっと行きたがってたもんね〜」
「誘ってくれてありがとね！まふくん！今度ご飯奢るね！」
ま「いえいえ〜」
そ「俺が仕事でよかったな」
「いやほんと、感謝しかない。こちらお納めください」
そ「……なにこれ」
「ほんのつまらぬものですが、【パティスリーセレーネ】のケーキでございます」
そ「ネット販売を一切やっておらず、見るだけでも困難なあのパティスリーセレーネのケーキを……お前、どうやって…？！」
「なーに、パティシエの役をやった時にお世話になったのですよ」
そ「あそこのケーキ人生で一度は食べてみたかった。まさかこの目で見れる日がこようとは……」
「今日は看板メニューのモンブランとチーズケーキをご用意致しました」
そ「まじかお前……俺がモンブランとチーズケーキが好きなことを知って…？！」
「私の記憶力、舐めないでいただきたい」
にやっと笑うとそらるさんがガっと私の肩を持って「よくやった」といい声で呟いた。
ま「はいはい、寸劇は終わった？コーヒーと紅茶どっち飲む？」
そ「俺、紅茶」
「私はコーヒーで」
ま「はーい」
浦島坂田船のライブの後、私はまふくんに誘われてご自宅に入れてもらった。警戒心が強いと聞いていたけど、家に招き入れてもらえるなんて友達と思ってもらえてるようでとうれしくなる。鍋パ以来かな。
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ななき。(プロフ) - るるるさん» そういう事でしたか！いえいえ、ご指摘助かるんでうれしかったですよ。他の作品もよろしくお願いします！ (2021年6月5日 13時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ると同一人物なんですけど、、、なんかこちらの端末のバグだったみたいで他の端末でみてみたら普通になってましたほんとに申し訳ない。。。 (2021年6月4日 23時) (レス) id: c7e16937c6 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - るさん» うぉっつ…ご指摘ありがとうございます…。どの話か教えて下さると大変助かりやす…。 (2021年6月4日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
る - 主ちゃんの名前Ａになってますよ(ﾎﾞｿｯ) (2021年6月4日 17時) (レス) id: 69a285c503 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます！応援を糧に精一杯最後まで頑張らせていただきますね！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年3月5日 13時
