捌拾 ページ32
外に出ると、相変わらずの少ない星々と深い夜が、建物と建物の間に収まっていた。
セ「おっ、きた」
「わざわざ待っててくれてたの？」
セ「五分五分で泊まるか帰るかかけてたんよ〜」
「勝者は？」
う「俺」
「さすが〜。で、本当は？」
う「坂田の酔いを覚まそうと思ってな」
坂「まだほわほわする〜…」
「ベリーキュートゥw 頬の熱を冷やして帰ろうか」
駅までの道をのんびり歩く。途中さかたんが水が欲しいと言ってコンビニに寄ることになった。私は先に出て、外にいたうらくんの隣に並ぶ。
う「なんか、Aとゆっくり会うのひさびさかも」
「そうだねぇ。最近共演ないし」
う「だな。そういやぁ、今度主役やるんだって？」
「あー、【×は希う】でしょ。やっと情報解禁出来たんだよね。ダブル主役って感じだけど」
う「春からスタートだろ？予約しとくから。がんばれよ」
「うん、…と言ってももうほぼ程撮ってるけどね」
う「そうなんだ。…にしてもお前が主役かぁ。よかったじゃん」
「親友ポジションとか悪役が多かったから、どうなることかって感じ」
う「そうか？上手くやりそうだけど」
「うらくんみたいにリーダーとか向いてないからなぁ」
う「俺だって向いてるからリーダーになったわけじゃねえよ。みんながリーダーにしてくれてるだけ」
「そう？自由なさかたんと、支えるセンラくんと、引っ張ってくれる志麻さん。そして誰よりも地に足つけてまとめてくれるうらくんがいて、浦島坂田船だと思うけど」
う「………普通にうれしい。そんなこと思ってたの？」
「私だっていっつもふざけてるわけじゃないんですよー？ 4人揃えば最強って感じ、ほんと羨ましいです」
う「Aだって友達いっぱいいるじゃん」
「来るものちょっと拒みつつも、去るものはさほど追わず。浅く広くってやつですかね。みんなみたいに特別がいない。……作らないようにしてきたのかもしれません」
やっと特別な人ができても、その人にはもっと特別な人がいて、だから下がる。譲るなんて言い方はおこがましい。二番手でも三番手でもいいから。そう思ってきた。
う「A……、なんかあった？」
「どうなんでしょう。あったのかもしれません」
ひどく痛くて、苦しくて、辛くて、でもすぐ頑張んなきゃって絆創膏をして………。
「私、今笑えてますかねぇ」
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ななき。(プロフ) - るるるさん» そういう事でしたか！いえいえ、ご指摘助かるんでうれしかったですよ。他の作品もよろしくお願いします！ (2021年6月5日 13時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ると同一人物なんですけど、、、なんかこちらの端末のバグだったみたいで他の端末でみてみたら普通になってましたほんとに申し訳ない。。。 (2021年6月4日 23時) (レス) id: c7e16937c6 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - るさん» うぉっつ…ご指摘ありがとうございます…。どの話か教えて下さると大変助かりやす…。 (2021年6月4日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
る - 主ちゃんの名前Ａになってますよ(ﾎﾞｿｯ) (2021年6月4日 17時) (レス) id: 69a285c503 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます！応援を糧に精一杯最後まで頑張らせていただきますね！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年3月5日 13時
