漆拾漆 ページ29
坂「……でもオレは恋人っていうポジション羨ましいけどな」
「え、志麻さんと付き合いたいってこと？」
坂「そうやなくて、まーしぃって友達より恋人取りそうやん？」
「あー、確かに。センラくんもそれっぽい」
坂「何気うらさんもそうやねん。あの人やさしいから」
「まあねー」
坂「オレは友情が傷つくくらいなら恋愛は捨てる」
「あー、私もそのタイプ」
坂「よなぁ！」
「よく『恋人優先しても怒らない友がほんとの友情』みたいにゆうけど、ありえない。別モンだし」
坂「『仕事と私どっちが大事なの！』…が比べられないのと一緒よ」
「わーかーるー。ファンへの愛と恋人への愛が違うのと一緒よ」
坂「経験ある？」
「私『すぐに愛してるって言い過ぎ』って言われたことある」
坂「オレも。『一番は私でしょ？！』みたいな」
「『坂田くんはいっつも仕事優先だよね！本当に好きなのは私だけでしょ？ならいつでも一番にしてくれないともう耐えられない！』」
坂「『そんなこと言ったってファンが大事だし……』」
「『私の彼氏でしょ？！私だけを見てよ！』」
坂「『オレは君を愛してる。でもファンが大事なんだ！』」
「『もうしらない！大っ嫌い！』………みたいな？」
坂「みたいなw」
「きっつ。そういう人に限って最初は『歌ってる貴方が好き』とか、『好きなことして笑ってる君は素敵』とかいうんだよね」
坂「オレが好きならオレのやりたいこと止めんなよ！…って思うよなぁ。正直」
そのまま酒を片手にあるあるを話すこと数十分。
坂「クシュッ！」
「かわいいくしゃみですこと。そろそろ帰るか？」
坂「えー？全然暖かいよぉ〜」
「それ酒飲んでるからだから。ほら行くよ」
坂「えぇ〜！もっと話してたいぃー」
「はいはい。みんなさかたんを待ってるから」
駄々っ子のように動かないさかたんを、無理やり起こして引いたり押したりして志麻さんの家に戻る。リビングに入るとさっきより断然顔色が良くなった志麻さんが、センラくんとうらくんに挟まれていた。
酔っぱらいさかたんを寝かしつけると、志麻さんが話し出した。なぜ落ち込んでいたか。なぜ言いたくなかったのか。ゆっくり話してくれた。
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ななき。(プロフ) - るるるさん» そういう事でしたか！いえいえ、ご指摘助かるんでうれしかったですよ。他の作品もよろしくお願いします！ (2021年6月5日 13時) (
レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
るるる(プロフ) - ると同一人物なんですけど、、、なんかこちらの端末のバグだったみたいで他の端末でみてみたら普通になってましたほんとに申し訳ない。。。 (2021年6月4日 23時) (レス) id: c7e16937c6 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - るさん» うぉっつ…ご指摘ありがとうございます…。どの話か教えて下さると大変助かりやす…。 (2021年6月4日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
る - 主ちゃんの名前Ａになってますよ(ﾎﾞｿｯ) (2021年6月4日 17時) (レス) id: 69a285c503 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 甘蜜蜜華(精神安定剤())さん» ありがとうございます！応援を糧に精一杯最後まで頑張らせていただきますね！ (2021年3月6日 14時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななき。 | 作成日時：2021年3月5日 13時
