憂鬱水曜日 ページ1
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週の真ん中水曜日。もう水曜日。まだ水曜日。今日何曜だっけ。そんな声がチラホラと聞こえてくる。
(今日は体育と英語があるな。数学の宿題ってなんかあったけ……)
「なぁ、拓也。今日数学って宿題あった?」
江「………」
「おーい、拓也〜。たくやさーーんー?」
江「………」
(だめだ、全く反応がない)
入「江口、朝からずっとそんな感じよ?」
「がち?またバイト入れすぎて寝てないとかかなぁ」
入「高校生なら深夜はバイトできないはずなんだけどねぇw」
「拓也、たーくーやーー、そろそろ先生来るよ〜」
拓也の身体を揺さぶると、そのままガクンと椅子ごと床に倒れた。
「え、ちょ、たくや…?……拓也?!……拓也!!たくやってば!!!」
呼びかけても、頬を軽く叩いても目を開けない。……様子がおかしい。まるで気を失ってるみたいだ。
「副委員長、櫻井先生呼んできて!!」
副委員長「りょ、りょうかい!」
櫻井先生が担架を持って現れ、拓也は保健室に運ばれた。
残りの授業を終え、放課後。保健室には私とベッドの上の拓也と、何故かまたサボっていた夏樹がいる。
江「………ほんっと、申し訳ないと思ってる」
「ほんとばか。ふざけんなばか。私がどれだけ心配したと思ってんだよあほ」
江「………いやごめんて。まさか担架で運ばれるとは思わなかった」
夏「でもよかったですよ〜。無事でなによりですー」
「それはそうだけど、だからって椅子から落ちても起きないってほんとばか」
江「ここ数日3時間くらいしか寝てなかったからなぁ……」
そう、拓也はただの寝不足による過労だった。ブラック勤めのサラリーマンかよ……。
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ななき。(プロフ) - ゆゆさん» すみませんみおとしてましたぁ!!コメントありがとうございます!亀更新になるとは思いますが、気長に待ってくれると嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年11月15日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 昨日知り、全部読まさせて頂きました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年5月25日 14時) (レス) id: 2487ef8f40 (このIDを非表示/違反報告)
ななき。(プロフ) - 春さん» ありがとうございます!長くなるとは思いますがよろしくお願いします!がんばりますね! (2019年12月30日 17時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
春 - 続編おめでとうございます!これからも楽しみにしてます!! (2019年12月27日 15時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年12月27日 9時