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ここまでくると ページ27

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入「あ、戻ってきた〜」

増「おかえり。………だいじょうぶか?」




ひらひらと手を振るみゆくんに、心配そうに眉を下げるまっすー。あんなことがあったなのに深くは聞かないでくれるふたりの優しさに、また胸が熱くなる。




「ただいま。次、どこ行く?」

入「おれお土産みたーい」

増「あ、オレもー。弟に買っておきたいんだよね」

江「あー、おれも妹に頼まれてたわ」

「じゃあ、お土産屋さんにレッツゴーー」

入「お〜」/増「おーー!!!」/江「おー」




大きな店内。膨大な数の品物。人の多さに目が回りそうだ。なんでもここがこのテーマパークの中で一番大きいらしい。




増「こっち……いや、こっち?」

「弟さんへ?」

増「そう。四つ下なんだけどね、難しい距離感なのよ〜。あ、花月は兄弟いる?」

「いないよ。兄的存在はいたけどね」

増「そ、そっかーー。あ、これもいいなぁ〜」




あからさまに動揺した喋り方。もうここまでくると逆に笑えてくる。




「いいよ、別に気を使わなくて。ありがとう」

増「ごめん、こういうの苦手で……」

「………まっすーの笑顔、私すきだな」

増「え?!なに急に!?照れる!」

「だから、笑ってて欲しい。笑ってくれるだけで、私はハッピーな気持ちになるから」

増「……まかせて!オレそれちょーとくい!」

「そっかw」




店内をうろついていると、みゆくんがガラス棚の前でしゃがみこんでいた。




「みーゆーくん」

入「あ、花月さん。ねー、これとこれどっちがいいと思う?」

「キーホルダーとマグカップか……えっと、どなたに?」

入「部長たちに。自慢してやろうと思ってねー」




自由くんは演劇部の部員で、主役をはるほどの実力者だ。




「自慢?」

入「そーそー、最近花月さん連れて来いってうるさいから」

「そうなんだ。近々行くよって伝えておいて」

入「りょーかい。あ、こっちのお菓子詰め合わせもいいかも。甘いものすきかな…」




(なんだかんだ言って仲間思いだなぁ)

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ななき。(プロフ) - 春さん» 春さん!いつもご覧くださりありがとうございます!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年11月28日 18時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!めっちゃいいです!!これからも楽しみにしてます!(^-^) (2019年11月28日 17時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年11月27日 16時

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