学食 ページ8
▪▪▪
「おまたせ」
江「遅いから先食っちまったぞ」
「またラーメンですか。そのうち体壊しそう……」
沙「ほんとほんと、若いっていいですわよねぇ」
「……なにおばさんみたいな事言ってんの。それに沙織の方が若いでしょ」
沙織「いやいやー、私なんて最近焼肉厳しいんですよ〜」
「沙織の場合、食べ過ぎだと思うけど……」
突然現れた彼女は大西沙織、1つ年下の後輩だ。
持ち前の明るさと元気と化け物並みのコミュニケーション能力で、学年とわず知り合いが多く、人付き合いが苦手な私達にも気軽に話しかけてくれる。
沙「江口せんぱい、こんにちは〜」
江「どうも」
「愛想悪くてごめんね。なんか用事?」
沙「いえいえ全然。用事ってわけじゃないんですけど、ちょっと相談したいことがあって」
「相談?ここでいいの?」
江「……ごっそうさん。先戻ってるから」
沙「あー!あー!江口せんぱいもいてください!ぜひ相談乗ってください!」
江「え、おれも?」
沙「はい!ぜひ!」
江口は戸惑いつつも座り直した。沙織はパスタをクルクルと巻きながら喋りだす。
「で、相談っていうのは?」
沙「期末テストが終わったら、もうすぐ夏休みじゃないですか」
「………う、うん」
沙「それで、生徒会でなんかしたいねって話になって、自由参加でなにか企画が出来ないかって話してるんですけど」
江「つまり、企画出し?」
沙「あ、いや、それはだいたい決まってるんですよ。うちの学校の別館あるじゃないですか」
「あー、海の近くのクラブハウスか」
江「長期休み期間、部活生が合宿する用のやつだっけ」
沙「そうですそうです!他にも特進科の勉強合宿や、追試のための特別補習があるあそこです。あそこの外れに、今は使われてない生徒会用の家があるんですけど、そこでやろうかと」
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ななき。(プロフ) - 春さん» こちらにもコメントありがとうございます!これからも気長にお付き合い下さい! (2019年10月20日 13時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
春 - 新作おめでとうございます!応援してます!(^-^)v (2019年10月20日 10時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年10月19日 21時