三月のクローバーコレクト【声優】【学園モノ】

背が高い／※作者より ページ4

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「おはよ〜」

江「おはよ、またサボり？」

「まあね」




のそりと体を起こしメガネをかけ直している彼は、江口拓也、隣の席の男子だ。背が高い。

大抵いつも寝てて、帰宅部のくせにバスケ部に混じってよく遊んでる。あと背が高い。1年の時も同じクラスだったこともあり、割とよく話す。そして背が高い。




江「まあ理由は聞かないけど、そろそろ呼び出されんぞ」

「かもね〜」

江「お、ずいぶん余裕だな」

「授業中寝てるやつに言われたくないなw」

江「……おっしゃる通りで」




彼はあまり積極的に人に関わろうとしない。……特に女子。こんだけの身長とルックスを持っているなら、たいていの女子はころっと落ちそうなもんだけど。好きな子とかいないんだろうか。




江「………なに？」

「あぁ、いや、江口って好きなやつとかいないのかなぁって」

江「……花月って、唐突に変なこと言うよな」

「え、そう？」

江「そうそう。恋愛なんて全く興味ないって顔して、『あの2人付き合ってんのかな』とか、『あいつ絶対あの子のこと好きだよね』とか」

「それは別に変な事じゃないでしょ。……え、変かな？」

江「まあ、一般的な女子高生なら変じゃないんじゃない？」

「どっちだよ。つまり私のキャラじゃないと？」

江「そうじゃねえけどさ。……そんなに気になるなら誰かと付き合えばいいのに」

「………残念ながら、自分の恋愛には興味無いんだよねぇ。まったくもってさ」

江「それは、人間的にやばいんじゃない？高嶺の花月さん」

「なら君も人間的にやばいんだね、草食系イケメンくん」

江「……やめろよ、イケメンじゃねえし」

「やめます。ところで次なに」

江「古典」

「………」

江「今『もう1時間休めば良かった』って思ったろ」

「そそそそんなこと思ってませんよ」

江「棒読み……」





◇◇◇





※作者より



名前変更、間違えていたみたいですみません！！

あと作者は漢字が得意ではないので、たまに、よく、結構な割合で間違えてると思います。その時はコメ欄からコソッと教えてくれると嬉しいです。

よろしくお願いします。ではでは！





◇◇◇

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