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隣の隣のクラスの男子 ページ23

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午後からはやっと休憩だ。みんな好き勝手……好きなようにおのおの楽しんでいる。




増「花月さん、泳がないんですか?」




パラソルの下でぼうっと海を眺めていると、同い年の増田くんが顔をのぞかせた。




「増田くんこそ」

増「オレは会長が台本書き出しちゃったんで休憩です」

「なるほど。あの人自由だからね。自分の本能のままに行動してるって感じ」

増「えぇ、おかげで早見とオレは苦労しっぱなしです」

「でもそこが楽しかったり?」

増「ですねw」




会長は演劇部に入っており、脚本を書いているそうだ。一度誘われて見に行ったことがあるが、あの会長からは想像も出来ないくらい繊細で暖かい話だった。




「……あー、……ってかさ、同い年だし、タメ語でいいよ」

増「え?!いいんですか?」

「当たり前だよ。なに、そんな偉そうかね」

増「いや、そういうんじゃないけど、花月さんと話すと緊張するっていうか。俺なんかがいいのかなぁーって」

「なにそれw 別にいいよ」

増「……じゃあ、花月…?」

「なあに」

増「……なんか、妙に照れますね……」

「そう?私も増田……まっすーって呼ぶわ」

増「あ、う、うん。わかった」




よしよし、親睦親睦。




江「花月ー、ジュースこれしか……っと、おじゃまでしたか」

「あほ、江口が真顔で言うと怖いんだよ」

江「たしか、増田くんだっけ。水泳部の」

増「あ、はい!そうですね。よくご存知で」

江「……2年A組の教室からプールよく見えるから。毎日頑張ってんなって思ってた」

増「うれしいです。江口くんに知ってもらってるなんて」

江「なにそれ……。俺そんな人に興味無いように見える?」

増「……ぷはっw それ花月さんも同じようなこと言ってましたw 似てんですね」

「えぇ、こいつと一緒とか心外だな……ってまた戻ってる」

増「あっ!」

江「こっちのセリフ。こんなやつほっといて海行こうぜ」

増「え、あ、はい!」

江「………俺もまっすーって呼ぼうかな」

増「あ、うん!もちろん!」




ボソッと呟いた江口のセリフを拾って「待って〜」とかけていくまっすーこと増田良樹。元気ですごい気遣い上手なんだよな。




早「Aちゃん、お隣いい?」




耳に髪をかけながら現れたのは、パレオから綺麗な足を伸ばしているはやみんこと早見沙織だった。

ウェーブを描いて→←会長お手製の朝食



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ななき。(プロフ) - 春さん» こちらにもコメントありがとうございます!これからも気長にお付き合い下さい! (2019年10月20日 13時) (レス) id: 42df20d673 (このIDを非表示/違反報告)
- 新作おめでとうございます!応援してます!(^-^)v (2019年10月20日 10時) (レス) id: 10bd62f869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななき。 | 作成日時:2019年10月19日 21時

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