うわぁ...生で見るとやっぱイケメンだわー恐れ多くて近づけねぇ〜

第５Q* ページ7

りっちゃんが教室に入り、


皆に席に着くようにうながす。


あたしも、りっちゃんに続いて教室に入る。


律「今日は転校生がいるぞー」


モブ「あはは、そんなの見なくてもわかるよ。」


モブ「だよねー」


モブ「ってか普通外で待たせて呼ぶんじゃないの。」


だ...だよね!?そう思うよね普通！


でも、りっちゃんが今時はそんな事しないって。


あたしは心の中でりっちゃんに抗議する。


律「あぁ、だってそう言うのめんどくせぇし。」


『えぇ！？りっちゃんさっきの話嘘だったの！？


今時そんな事はしない...とかいいながら


実際は面倒くさかっただけじゃん！！』


りっちゃんの嘘つき!!!


あ、勢いでりっちゃんって言ったけど...まぁ、いっか。


律「おい、先生をりっちゃん呼ばわりするな！」


ケッ、なんなんだよ、もぉ〜ケチだな！


『はいはい、分かりましたよ。りっちゃん先生〜』


律「はぁ、じゃあ自己紹介しろ。」


『はーい、転校してきた雨宮Aです。


よろしくお願いします。』


律「じゃあ、雨宮の席は〜」


席どこだろ？


教室を見渡す。・・・え。


え！？ぇぇぇぇぇぇええええええええ！？


キセキの世代が誰もいない...だと!?


そ、そんなはずは！？嘘！うそぉぉおおお！


マジか...はぁ、あたしの残り少ない中学校生活がぁ。


律「んー、じゃっそこの席に座れ。」


『・・・』


律「ん？おい、聞いてんのか！？おい！」


『わぁ！え？あ、はい？なんでしょうか？』


律「はぁ、だからお前の席！そこだから！！」


『はい、了解しました！』


考え込んでて、全然話し聞いてなかった。


お、窓際の席じゃん！ラッキー♪


しかも、一番後ろ！超ラッキーじゃん!!!


キセキの皆はいないけどね...はぁ。


最近あたし溜息(ためいき)多いな。


律「じゃー１時間目は雨宮への質問タイムとする！」


モブ「やったー！」


モブ「授業潰れるじゃん！やりー！」


モブ「先生ナイス！」


質問タイムか。よくあるパターンだよね！


なに聞かれたりするんだろ!?


あ、ちょっと緊張してきた。


律「...と、言いたいとこだが。授業始めるぞー」


モブ達「「えぇー！！！」」


モブ「期待させといてそれですか！？」


モブ「酷いです！先生、見損ないました！！」


モブ「そうだそうだー！」


律「ごちゃごちゃ言うなー、ほれ教科書だせ〜、授業始めんぞー」


・・・りっちゃん期待させといてそりゃないよ。

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