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「どっ、どうしようガっくん、送っちゃいましたよ!?」

「おっ、良いじゃないっすか」

「部屋とか…綺麗にしないと」

「部屋はもう綺麗だと思うけどな〜、何か刀也さんがここまでなるの珍しいっすね!」


僕の友人、伏見ガクがニヤニヤしながら買ってきたドーナッツをむしゃむしゃ食べている。
本当にコイツは性格が悪い。
だって、僕がAさんに少しばかり特別な感情を抱いてるのを知って、知らないフリして話している。


「カスこぼれるから机の上で食べてください」

「うぃー、すいません」


でも、ガっくんの思う所も分かるのだ。
僕は男子校と言えど、女子から好意を向けられる事が多かった……方だと思う。
好意を向けている視線には、慣れていたしうんざりしていた。

それなのに、彼女だけは特別だった。

最初はきっと、顔とか大会の印象で僕に惹かれて居たんだろうけど、僕の中身までしっかりAさんは見てくれていた。

それは僕も同じで

一目惚れでも、それだけじゃなかった。

人の好意とはクラクラするものなのだ。
Aさんは気が付いたら僕の特別になっていた。


「こんな短い期間で、人を好きになる事はあるんですかね」

「んー?あるんじゃないスか?時間とか関係ないと思いますよ」


呑気なこの男は、僕のポンデストロベリーに手を付けようとするので必死に奪うと、ケタケタ笑った。


「そのストロベリーみたいにAちゃんもかっさらっちゃえば?」

「何を言ってるんだお前は」

「じゃないと、近くにいる人間がAちゃんを奪っちゃうかも」

「……Aさんモテるんですか?」

「どうかな〜?まぁ、Aちゃんを好きなのが刀也さんだけだと思わない方が良いっすよ」

「はぁ?」

「ま、油断禁物ってことスかね!刀也さん!」

応援してるっスよ〜!なんて、僕の背中をバンバン叩くから、恥ずかしさや何やらで辞めろ!なんて大きな声を出していた。

言われなくても、僕がこの気持ちを僕の中だけで終わらせる訳無いだろ。
それ程までにAさんへの気持ちは、大きくなっている。



少しでも早く、貴方に会いたい。

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さえ(プロフ) - とても好きです…終始どきどきしちゃいました…!ここまでのめり込んで一気に読み進めてしまった夢小説は初めてです( ; ; )続きも楽しみです〜! (2022年7月30日 5時) (レス) @page30 id: 2b507589db (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - もう本当に最高です、、この年の夏はこの作品を読んでキュンキュンします、、!次の更新も楽しみにしています! (2022年7月14日 2時) (レス) @page30 id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月15日 22時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - すごく面白かったです!久しぶりにめっちゃドキドキしました‥!剣持の小説あんまりないのですごく助かります。更新大変だと思いますが頑張って下さい応援してます!! (2022年3月16日 1時) (レス) @page26 id: f1af487042 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!!! (2022年3月7日 22時) (レス) id: 74bdb3d0ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かへ | 作成日時:2022年1月26日 15時

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