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最寄りの駅前へ到着して、Aさんのことを待つ。
「少し早く着き過ぎたな」
まさか15分も早く着いてしまうとは僕も思わなかった。
適当にスマホでも見て時間を潰すか…と思い一瞬顔を上げると、その瞬間、視線を奪われた。
「Aさん、だよな、アレ」
昨日はストレートだった髪の毛を緩く巻いて、とても甘く可愛らしい格好できょろきょろしている女性が目に入る。
「あれは…ずるいな、」
零れるように可愛い、と言葉が出てくる。落ち着け、俺。
Aさんに引かれてはいけない、1度落ち着こうと窓で自分の髪型をチェックする。
もう少しだけ落ち着いたらAさんの所へ行こう、そう思い深呼吸をしていると、僕を呼ぶ声が聴こえた。
「剣持さん〜！！」
「っ……こんにちは、Aさん｣
「こんにちは！お互い着くの早いですね」
そう言いながら、僕の目を見つめてくるAさん。
厚底を履いているが、身長が小さいので僕達の身長差はかなり大きく、彼女は自然と上目遣いになっている。
「Aさん、ちっちゃ……」
「え、悪口ですか！？」
「違っ、…その、可愛らしくていいじゃないですか」
そう言葉にすれば、一気に赤くなる顔。
今日の僕は余裕が無いから、僕までつられて赤くなった。
「とっても似合ってます、その服とか髪型とか、お化粧とか…全部」
しかもすごくいい匂いがして、心臓がまた音を立て始める。
「その、剣持さんとのデートが嬉しくて、気合い入れちゃいました、へへ」
「そうなんですか？僕も気合い入っちゃいました、楽しみで」
可愛すぎかよ、と頬がニヤけそうになるのを何とか抑え、冷静な僕を演じた。
彼女の口からデートと出て来て、今日はデートで良いんだ、と心が弾む。全く、僕らしくない。
「実はリリちゃんに手伝ってもらって、色々やって貰ったんです」
「ふふ、お互い気合十分ですね」
「はい！とりあえず…行きますか？」
「行きましょうか」
緊張でドキドキしつづける心臓に気が付かないフリをして、僕はAさんへ手を差し出した。
「手、繋ぎませんか」
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さえ(プロフ) - とても好きです…終始どきどきしちゃいました…！ここまでのめり込んで一気に読み進めてしまった夢小説は初めてです（ ; ; ）続きも楽しみです〜！ (2022年7月30日 5時) (
レス) @page30 id: 2b507589db (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - もう本当に最高です、、この年の夏はこの作品を読んでキュンキュンします、、！次の更新も楽しみにしています！ (2022年7月14日 2時) (レス) @page30 id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月15日 22時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - すごく面白かったです！久しぶりにめっちゃドキドキしました‥！剣持の小説あんまりないのですごく助かります。更新大変だと思いますが頑張って下さい応援してます！！ (2022年3月16日 1時) (レス) @page26 id: f1af487042 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！！！ (2022年3月7日 22時) (レス) id: 74bdb3d0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かへ
| 作成日時：2022年1月26日 15時
