。 ページ11
「メイクはピンクで統一して可愛らしく、リップだけ少し赤みのあるピンクにして、アイラインはタレ目気味、全体的に濃くならないように意識しましたよ」
「わ!!可愛い、いつも使ってるピンクなのに雰囲気全然違う……」
「髪の毛はゆるふわ巻きにして、オイルで濡れ感も出して…っと」
「髪の毛で可愛いのに少し大人っぽさも出た…凄い」
「服は可愛いくて清楚系で狙いたいから、このブラウスと…… 」
「フレンチガーリー路線だ…」
「完璧だ、私天才かも」
「リリちゃん大好き!!!最高!!!!」
「剣持先輩は可愛い系というか幼い系好きだから、これ完璧過ぎるな」
「本当に良い親友を持ったよ…ありがとリリちゃん!」
「はいはい、今度奢りね。」
「なんでも奢るよ!ありがとううううう!」
リリちゃんは今日はバイトがあるらしくて、全部終わると成功させて来なよと私を抱きしめて帰っていった。
バイトがあるのに来てくれたリリちゃんに感謝……。
「少し早いけど出ようかな…」
お気に入りのお出かけ用の香水を軽く付けて、若干厚底の靴を履いて駅へ向かった。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
剣持side
「これは困った……」
昨日の大会で夕陽やガっくんと一緒に見に来ていたAさんという女性と、今日は所謂デートの日。
普段ならただ出掛けるだけでここまで悩む事は無いのだが、どうやら僕にとってAさんはイレギュラーな存在のようで、感じたことの無い感情がずっと脳内を駆け巡っていた。
「いやいや、遊ぶだけですもんね、デートだとか…大体昨日会ったばかりなのに」
そう、昨日会ったばかりの女性に対して、僕がLINEを交換しに行ったり、通話に誘ったり、遊びに誘ったりする事自体が、もう既に彼女は他の人と違う存在なんだと認識させてくる。
というか、彼女の行動一つ一つが可愛く見えて仕方が無いし、初めて彼女と目が合った時に心臓が痛くなったのだってしっかりと覚えている。
「まさかこの僕が…ね、有り得ません。気のせい気のせい」
少し大きな声で自分へ言い聞かせて、何も悩むことは無い、いつも通りの服装で良いんだと服へ手を伸ばす。
「剣道やってるし、マンガ好きなところが同じだから親近感から色々思うだけですよ、うんうん」
なんて言い聞かせてる割には、いつもより少し気合いの入った自分の格好に笑ってしまった。
「意識しすぎだろ、剣持刀也…」
1006人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さえ(プロフ) - とても好きです…終始どきどきしちゃいました…!ここまでのめり込んで一気に読み進めてしまった夢小説は初めてです( ; ; )続きも楽しみです〜! (2022年7月30日 5時) (レス) @page30 id: 2b507589db (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - もう本当に最高です、、この年の夏はこの作品を読んでキュンキュンします、、!次の更新も楽しみにしています! (2022年7月14日 2時) (レス) @page30 id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月15日 22時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - すごく面白かったです!久しぶりにめっちゃドキドキしました‥!剣持の小説あんまりないのですごく助かります。更新大変だと思いますが頑張って下さい応援してます!! (2022年3月16日 1時) (レス) @page26 id: f1af487042 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!!! (2022年3月7日 22時) (レス) id: 74bdb3d0ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かへ | 作成日時:2022年1月26日 15時