【Twisted Wonderland】優秀な放浪者 (ページ36)

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35話ページ36

sideA

結構寝たなぁ……

A『…逆上せたかな。』

クラクラする。

ラギー｢あ！A…わあぁ！すんませんッス!!｣

何でラギーが…

あぁ、おチビちゃんが手紙渡しといてくれたのかな？

A『…着替えたいから一旦退けてもらっていい？』

ラギー｢そ、そうッスよね！｣

ラギー(肌白っ！てか柔らかそう…レオナさんっていつもあんな柔らかそうな胸を枕に……くぅ…狡いッス!!)

A『手紙読んだのー？』

ラギー｢は、はいッス…！素直に教えて欲しかったッス！俺が1番だって！｣

だって、

A『他の人達がウチらのやり取り気になってたみたいだけど、賞金首にされる筋合いないしラギー達だからこそなのに狙われてもやだし。』

みんな居なくなってからの方が良いかなって思っただけなんだけどなぁ……

ラギー｢レオナさんと喧嘩したんスか？｣

A『喧嘩？』

した覚えないけどなぁ。

ラギー｢レオナさん、また暴れたんスよ。｣

えー…

それ私と関係ある？

ラギー｢とにかく！サバナクローに戻るッスよ！｣

A『ラギーが1番して欲しいのはそれ？』

ラギー｢…え、いや……レオナさんが暴れるから……｣

めっちゃゴニョニョ喋るじゃん……

A『だってまだ聞いてないけど、それでいい？』

昨日ラギー居なかったし。

ラギー｢ほ、本当は…俺のとこに泊まって欲しいッス……レオナさんの部屋よりは小さいッスけど…｣

？

A『それはこの前約束したじゃん？しようね～って。他は？』

ラギー｢ほ、他！？｣

ラギー(レオナさんからAを奪う方法が分からないッス！)

ラギー｢…ちょっと考えても良いッスか？やりたいこと多くて…マジフトの大会も迫ってきてるし…｣

あー。

A『そっかぁ～。そうだよね。おつかれさま。』

背伸びしてラギーの頭を撫でる。

ラギー(Aに撫でられた！？……よし、このままレオナさんから奪って……)

レオナ｢おいおい。楽しそうな事してんなら俺も混ぜてくれよ。｣

ラギー(やっべ！てかめっちゃキレてる～！)

A『ふ～んだ、今はラギーが良い。』

ラギー(めっちゃ嬉しいけどレオナさんの殺気やべぇ!!!!)

A『ラギーのしっぽ短くて可愛いね。』

ピコピコしてるの可愛い。

ラギー｢…ちょ、ちょ！尻尾を撫でるのやめて欲しいッス！｣

え～なんでぇ～。

レオナ｢…｣

ラギー(あ、遂に我慢の限界……)

レオナ｢…構え。｣

ラギー(どストレート！)

レオナは嫉妬深いなぁ。