【Twisted Wonderland】優秀な放浪者 (ページ27)

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26話ページ27

sideA

よし！

トレイ｢りんごはー｣

よし！

トレイ｢準備はー｣

よし！

トレイ｢仮にリドルに怒られる準備はー｣

A『ﾋｪ』

トレイ｢嘘だよ！悪かったって！｣

トレイ(つーか、リドルがAを怒るなんてそうそう無いけどな。)

期限とか絶対うるさいタイプじゃん…

どうしよう…

トレイ｢ま、作ってこーぜ。｣

A『はい！トレイ先生！』

トレイ｢こそばゆいから普段通りにしてくれ。｣

なんとか、完成。

A『入っていい？』

トレイ｢副寮長の俺が居るから平気だろ。｣

キョロキョロ見渡しても居ない。

A『リドル居ない～…』

トレイ｢談話室かもな。｣

トレイの後ろをついていく。

トレイ｢悪い、早いか？｣

A『ううん。大丈夫。レオナもっと早いし。』

誰かの後ろをついていくのには慣れてる。

リドル｢！｣

あ、居た。

A『遅くなってごめんね～。約束のリンゴのタルトだよぉ。』

リドル｢…ふ、ふん。出来栄えはまあまあだな。事情が事情なだけ特別に許してやる！｣

わぁい！怒られるの嫌いだし良かった～。

A『じゃね～！』

ふぃー。

あ、先生達に課題取りに来るよう言われてた。

A『クルーウェル先生ぇ！』

クルーウェル｢来たか。よし、特別授業を始める。｣

わあお。

A『私だけ？』

クルーウェル｢そうだな…ラギー・ブッチも本来受けるんだが。｣

A『連れてきていい？』

クルーウェル｢そうだな、手間が省ける。｣

マジフトしてるかな？

あ、居た。

A『ラギー！一緒にクルーウェル先生の特別授業受けよ～！』

ラギー｢えー。｣

嫌そう。

A『私と受けたくないんだぁ…そっかぁ………』

レオナ｢…ラギー行け。｣

ラギー｢え、でも今…｣

レオナ｢泣かせたら噛みちぎるぞ。｣

ラギー｢了解ッス!!｣

ラギー(A強っ！)

あ、来た。

A『せんせぇ～』

クルーウェル｢来たか。よし、始める。｣

私はなんかすぐ終わったから、害のない薬品を調合して遊んでる。

ラギー(忘れてたけどAってテスト常に500満点だったー！)

A『ね！ね！先生！見てみて！出来た！ほら！』

クルーウェル｢Good girl。これは学年末試験レベルだ。いつでも出来るように覚えておけ。｣

やったぁ、褒められた。

A『ラギー。大丈夫～？ドーナツ買ってあげるからがんばー。』

ラギー｢俺の好きなヤツ10個は欲しいッス……｣

いいよー。

なんとか特別授業終わった。