19話 ページ20
sideA
よく寝た…
水面にちょっとだけ顔を出す。
リオ｢……A…！今、お主の学友達が来ていてな…｣
……はい？
リオ｢まあ、おいで。｣
顔を出す。
レオナ｢……へえ。｣
れ、レオナ！？
ﾊﾞｼｬﾊｼｬﾊﾞｼｬ
戻ろうと必死になったらリオとレオナの服がびっしょり濡れた。
リオ｢暴れるな！落ち着け！｣
レオナ｢逃がさねぇよ。｣
私の鬣を触る。
レオナ｢逃げんなよ。｣
人の姿に戻って食事。
A『…レオナだけ来たの？』
レオナ｢ラギーを連れてくるついでに色々ついてきやがった。｣
えぇ……
A『…』
レオナ｢……｣
き、気まずい…
レオナ｢……へえ。｣
ぺたぺた触る。
レオナ｢よく化けてたな。｣
A『…騙しててごめん…』
レオナ｢別に気にしてねーよ。竜人族だろうが白龍だろうが。｣
本当に？
信じたいけどまだ怖い…
―翌日―
｢白龍様に傷1つつけないように！｣
｢｢はーい！｣｣
エース｢マジの竜じゃん。｣
偽物の竜ってなに？
グリム｢へへーん！オレ様の方が強いんだゾ！｣
｢白龍様ー！食べていい？この狸。｣
やめときな。腹壊すよ。クソまずいし。
リオ｢食ったことあるんか。｣
炎が不味いから美味しくない。
デュース｢高い鳴き声で話してる？｣
この姿になると人語を話せないの！
リオ｢そうかっかするな。｣
｢あっ。｣
痛ッ！
グリム｢な、なんだぁ！？｣
リオ｢いかん！皆の者！避難せよ！｣
雷が落ちて落ちた箇所が炎で燃える。
その後すぐに雨が降る。
レオナ｢落ち着け。｣
レオナが私の顎下にあるふさふさの毛を撫でる。
あのね、それで喜ぶの猫科の生き物ぐらいだからね？
ヘビ爺｢消化！｣
青い竜人達が雨を降らして、泉の水を操って消化してる。
リオ｢逆鱗に触れたか？｣
知らない。
｢は、白龍様…ごめんなさいぃ…｣
謝るのは黄色い髪色の子。
レオナ、慰めてー。
頬にグリグリ顔を埋める。
レオナ｢なんだよ、くすぐってぇよ。｣
リオ｢次は気をつけろよ。｣
｢は、はい。｣
別に磨き玉で磨く必要ないんだけど。
また人の姿に戻った。
A『…』
エース｢感謝しろよ！｣
A『は？』
エース｢薬を投薬してやったんだし。｣
A『頼んでないでしょ。誰も。よそ者にそんな事頼まないから。絶対。』
そもそもレオナが居た時点で可笑しいよ。
よく入れたね。
リオ｢好きな奴を前にしたらいつもみたいな暴れ方はせんと思って。｣
クソ爺め。
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莉奈 - 初めまして、この作品を気に入っており更新を楽しみにしております。ペテン師様のペースで更新頑張ってください (2020年4月6日 19時) (
レス) id: 008426968d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年3月30日 9時
