△虹彩 ページ11
番外編2
「あれ⁈Aの目、変わってね⁇」
「…昨日は黄色じゃなかったか？」
「あー、この目ね。」
実はこの目は遺伝である。
現代ではアースアイと称される光の角度で色が変わる目なのだ。
「光の角度で目の色が変わるのよ。」
「なんだそれ⁈変なんだゾ‼」
「そうかもね。私も小さい頃すごく困ったなぁ。」
この目が原因で何度いじめられたことか…。
『お前なんで目の色変わんだよ、へんなのぉ‼』
『ちょっと綺麗な目だからって調子のるなよ。』
『あんたなんて目しか取り柄ないんだから‼』
変わりたい、って思った。
どんなに願っても変わらないけれど少しでも。
少しでもみんなに近づけたら。
何度も思った。
何で私はみんなと一緒じゃないんだろ。
何で、
なんで私ってこんななのかな…。
そんなことを思っていたときに出会ったのがディズニーだったんだ。
「The past can hurt. But the way I see it, you can either run from it, or learn from it.」
過去の出来事に傷つけられることもあるだろう。でも私が思うに、そこから逃げ出すことも出来るが、そこから学ぶことも出来る。
そう、教えてもらった。
それからはもう何にも臆さなくなった。
例え何かを言われようが、だから何だ、という態度が取れるようになっていった。
そして、それを多くの人に伝える仕事につきたいと願い、努力し、その仕事に就いた。
それが、私とディズニーの出会いだったのだ。
「でもね、逆にこの目があったおかげで得したことだっていっぱいあったんだよ‼」
ディズニーに出会えた。
大学で友達ができた。
入社試験の時に帰り際にその目が綺麗だと言われた。
キャストさんに褒めてもらった。
子供や、カップル、おじいちゃんおばあちゃんにも綺麗だと言われた。
…たくさんの人の笑顔を見ることができた。
「だからもう変わりたいとは思わないな。」
「俺も綺麗だと思うぜ？その目。」
「あぁ。僕もだ。見ていて楽しいしな。」
「何よりも『A』って感じするんだよな‼」
あぁ、ここにあった。私の場所。
直すことが難しい外見の欠陥はなかなか認めてもらえない。
カラーコンタクトはいざという時に危ないし、いちいち外す時間がもったいない。
なにより、これが私だから。
「ありがとう。すっごく嬉しいよ‼」
「そ、そうかよ…。」
「A‼そんなことより飯だゾ‼」
「うん、行こっか‼」
どうかこれからも皆の笑顔が見れますように。
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すずらん - すみません。お願いなんですが、セリフの所にキャラクターの名前書いていただきたいです (2022年11月18日 18時) (
レス) @page5 id: 49286b2531 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートソース(プロフ) - ヴィランズの手下達の担当教科や担当寮、などのまとめを書いてもらってもよろしいでしょうか？ (2021年3月23日 21時) (レス) id: a8c1fc5263 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ(プロフ) - アルファさん» コメントありがとうございます。そ、そんな、お優しいお言葉ありがとうございます…！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2020年4月22日 19時) (レス) id: 8db39e00ea (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とてもおもしろいです！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2020年4月21日 14時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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