襲来�� ページ24
……悟くんに傑くんのとこを話していいものなのか。
傑くんが本当に生きているのか、出会ったアレがなんなのかは分からないが良くないものであることは確かだ。
これからの事を考えても絶対に言った方が良い。
例え悟くんに信じられなくても言った方が良いのだ。
しかし...
A「...呪霊と、.......呪詛師が手を組んでた」
五条「呪詛師？.....そいつの名前は分かる？Aや僕が知ってる奴だったら教えて欲しい」
A「.....知らない、初めて見る人、だった...」
私は嘘をついた。
理由は簡単。
悟くんと傑くんが親友だったから。
悟くんは傑くんを殺して沢山傷ついたのに、更に傑くんが今も生きていると知ったら。そしてそれが傑くんではない可能性があると知ったら。
その時の悟くんの顔を見るのが怖かった。
五条「……ふーん、そか。僕たちが知らない奴、ね...。...ま、Aがそう言うならそうかもね」
悟くんは何か言いたそうだったが、それ以上は詮索しないでくれた。
私がまた食事をし始めると、悟くんは横からニコニコと私のことを見てきた。
A「...え、何.....食べにくいからもうどっか行って欲しいんだけど」
五条「え〜！！命の恩人にそれは酷くな〜い？？
助けに行ったのも、ご飯持ってきてあげたのも僕だしお礼の1つや2つでも貰う権利はあると思うんだけどな〜」
A「……ご飯食べなかったくらいですぐに死んだりしません」
五条「お前がそれ言う？？
……お礼、はいらないけどさ、今回のことでAも分かったでしょ。
自分には関係ない、って思ってても、次いつ命を狙われるか分かんねぇ状況なんだよ。
今回はたまたま僕が間に合ったけど次どうなるかは分からない。
……人は1回死んだら、もうそれで終わりだからさ。一生涯かけて好きな人を守れないようじゃ、ダメなんだよ。最強失格。……だからさ、
お願い。そばにいて。」
悟くんを見ると、真っ直ぐな目をしていた。
……またこれだ。
この前から、あんなにふざけて喧嘩し合っていた悟くんの真面目な表情を見る機会が増えた。
その分本気だということだ。
しかも今回は私に非がある。
自分の『教師になりたい』という夢も大事だが、たしかに死んだらそれで終わりなのだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2734人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プスメラウィッチ - 美波さん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟でお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。楽しみにしてます。 (2022年1月23日 20時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - 俎板専門店まりもさん» あ、めちゃくちゃ嬉しいです…(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;) (2021年3月22日 15時) (レス) id: 1b90c873e2 (このIDを非表示/違反報告)
俎板専門店まりも(プロフ) - あ、これ好きなやつや… (2021年3月22日 1時) (レス) id: f0bf4ba122 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - 黒井かまさん» いえいえ！！！こちらこそ見てくれてありがとうございます...(;_;)！ (2021年3月13日 15時) (レス) id: 1b90c873e2 (このIDを非表示/違反報告)
黒井かま(プロフ) - もう、題名見た瞬間これ求めてたやつだっ、てなりました。供給ありがとうございます (2021年3月11日 16時) (レス) id: 27448737b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美波 | 作成日時：2021年3月3日 1時
