物事は早いうちに�� ページ3
(五条)「はぁぁ？？？」
路地には呪霊らしき呪霊もおらず、自分と目の前の女の子しかいない。
さらに先程まで追っていた呪力の塊は目の前の女の子が秘めているものだということも直感で感じる。
女の子は五条の声がした後ろを振り返る。
その女の子の顔を見た五条はまた、はっ？という素っ頓狂な声を漏らした。
その子は小学生だというのに、既にとても顔の形が整っており、俗に言う"可愛い"、"美人"な女の子だったからだ。
女の子は五条を見て目を大きくした。
A「………ごめんなさい、知らない人にはついて行くなって言われてるんで…」
そして五条が何も言わないうちにダッシュしてその路地を抜けようとする。
その足の速さも小学生並みではなく異様に早い。
五条「うあ！おい！ちょ、待て！！」
しかし五条並みでは当然なく、すぐに五条に捕まって路地に引きずり戻される。
しかも声を出せないように口を手で塞いで、だ。
傍から見ればやっていることは高校生らしき190cm近くある大きい男がランドセルを背負った女の子の口を塞いで路地に連れ込んでいるのだ。
犯罪以外何物でもない。
しかしそんなことも気にせず路地で再び2人きりになった五条は口を塞いだまま暴れる女の子に言う。
五条「おいっ！暴れるなって！！俺……僕は話がしたいだけなんだって！！…いって！！おま、腹殴んな！！無下限解いてるからって調子のんなよ！？
………っあー！分かったから！！離すから！！声出すなよ！！別に誘拐とかそーゆーのしたいんじゃねぇから！！！」
そして五条が口から手をどけるとまた叫び出そうとする女の子。そして掴まれていない方の手でランドセルについている防犯ブザーを鳴らそうとする。
すかさず五条はまた手で口と動きを塞ぐ。
五条「おんま…！！今やんなって言ったよな！？だから！！！話したいだっつってんだろ！！！そんな呪力バンバン溢れさせとけば狙われるに決まってんだろ！？第一、呪術界で今お前の話で持ち切りなの知らねぇの！？」
一気にまくし立てると女の子は五条の腕の中で暴れるのをやめ、五条の方を疑わしげに見てきた。
何か言いたそうだったので五条は今度こそ、と思って口を塞ぐ手をどける。
A「…………なにそれ？」
五条「……は？？」
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エドワールド(プロフ) - せ、設定の呪霊が樹齢になってますよー (2021年2月5日 22時) (
レス) id: 2a81e718d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美波 | 作成日時：2021年1月13日 0時
