術式強制解除って知ってますか？ (ページ14)

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呪術高専第1学年⑦ ページ14

______そして7月。

呪術高専の1年の教室には3人の生徒がいた。

そこに1人の教師、五条悟が入ってくる。

五条「みんなおはよう！！！おー全員揃ってるねぇ！！じゃ、さっそくだけど！！！」

入っといで～、と五条が言うと教室の中に4人目の生徒が入ってくる。

A「…………え、私、1番最初に入学したはずなのになんで転校生待遇受けてんの？？」

五条「実質転校生みたいなもんじゃん！！Aだって初めて会う人の方が多いでしょ？」

A「………名前は知ってるし…」

虎杖悠仁くんと釘崎野薔薇ちゃん、と指を指す。

伏黒恵だけガン無視されているのを見て五条は少しニヤつく。そしてそれに気づいた伏黒は五条を見てすごく嫌そうな顔をする。

虎杖「俺も知ってるよ先生！！！！ってか先生、2ヶ月間ずっと自慢してたじゃん！！！」

釘崎「そーよ。ウザイくらいあんたの自慢付き合わされていたこっちの身にもなれっての」

A「……え、なに？私いない間に何言ってたの？？怖すぎるんだけど？？？」

五条「全然悪いことは言ってないよ！！！Aは可愛くて優しくて強くて」

A「過大評価やめてもらってもいいですか。私、実物見て『あぁ……』って評価落とされたくないタイプなんで」

五条「むしろ過小だよ？」

なんで？と首を傾げる担任にドン引く生徒4人。

A「……ごめんね、この人はほっとこう。

改めて、平部 Aです！一昨日まで海外にいましたが既に高専生ではあります！！これから4年間よろしくお願いします！！」

クラスメイト___まぁ恵は海外に行く前に会っているが、3人を見て挨拶をする。

多少猫かぶってはいるが、2人の五条先生への口ぶりを見ていると猫かぶらなくても仲良くなれそうだ。

釘崎「釘崎野薔薇よ。私のことは野薔薇でいいから、私もAって呼んでいいかしら」

A「えっ、もう是非そうして！！よろしく野薔薇！！」

私と野薔薇が固い握手を交わしていると隣で恵と虎杖くんがひそひそ小声で話す。

虎杖「釘崎……最初会った時、紅一点とか叫んでたのにな…なんかちょっとかわいそ」

伏黒「ばっ……お前それ以上言うな、更に可哀想になってくるだろ……」

釘崎「聞こえてんのよあんた達……」

野薔薇が2人を睨みつけると、やべっ、と言って私に向き直る虎杖くん。